【HEREAFTER】 2011/02/19公開 アメリカ 129分
監督:クリント・イーストウッド
出演:マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン、ジェイ・モーア、ブライス・ダラス・ハワード、マルト・ケラー、ティエリー・ヌーヴィック
かつて霊能力者として活躍したアメリカ人のジョージ、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する...
『硫黄島からの手紙』以来のクリント・イーストウッド監督とスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のスピリチュアル・ヒューマン・ドラマ。
イーストウッド作品にハズレ無しだと思ってるんですが、今回あまりよろしくない評価のようでちょい心配しとりましたが...私は良かったほうです。
死を身近で経験した人たちが前に踏み出していくというお話なのかな。イーストウッド監督らしいていねいな心理描写とセンス良い映像と音楽も素敵でした。
霊能力者のアメリカ人のジョージ、臨死体験をしたフランス人のマリー、双子の兄を亡くしたイギリス人少年マーカスの3人のエピソードが平行して展開されます。そうなると最後に3人が・・・という展開ではあるんですが自然な流れで良かったと思います。でもマリーとのラストシーンはえ?と思っちゃったけど、、、。その展開早すぎ(笑)
冒頭の津波のシーンはリアルな迫力がありましたね。でもその後は何かすごいことが起こるわけでもなくて淡々とお話は進んでいきました。まぁ前半ちとダレた所があったかなぁ。でもセシル・ドゥ・フランスサンがきれいでちと見とれてました。
マット・デイモン、能力を使って何かするのかと思ってたんですが淡々としてて地味でしたね。死者からの言葉を遺族の人に伝えるシーンはジーンときましたよ。少年の兄の言葉を伝えるところは良かったな。帽子の話・・・とか。ただ“戻ってきた...”はちょっとどうかと・・・でもあれは彼なりのやさしさだったのかな。
イギリス人少年には泣かされた。可愛い子でした。霊能力者をはさんでなんとか無くなった兄に会いたい気持ちが切なくてね、痛いほど伝わってきて泣けました。この少年の演技がポイント高しデシタ。
実際にそういう状況になったことがないからわからないけれど、死者からの言葉は聞きたくなかったと思うと怖いから、そういう状況になっても聞けないかもしれないな。
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