【PAPILLON】 1974/03公開 フランス 151分
監督:フランクリン・J・シャフナー
出演:スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマン、ヴィクター・ジョリイ、アンソニー・ザーブ、ドン・ゴードン、ロバート・デマン
脱走できるか! このままくたばるか! 執念の脱獄に挑む男パピヨン 今世紀最大のスケールで 映画化した 驚異のアドベンチャー・ロマン!
胸に蝶のイレズミをしているパピヨン、無実の罪で投獄されて10年間以上も刑務所生活を強いられながら、自由を求めて脱獄を繰り返す...
監督はチャールトン・ヘストン主演の『猿の惑星』のフランクリン・J・シャフナー。
「午前十時の映画祭」第11週目は、スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマンの二大スター共演の脱獄もののお話。
脱獄系の作品はハラハラドキドキ感があるから好き。この作品は74年の製作なんですが今観てもハラハラドキドキものです。とにかくすごい!!と思ってしまう、先が見えないお話で151分の長丁場も退屈せずに一気観です。
とにかくパピヨンのタフっぷりにはビックリですね。何ヶ月も明かりがあたらない独房に入れられて食事も満足にもらえなく衰弱しきってるのに復活。自由のために最後まで諦めないチャレンジ精神は素晴らしい。またこれが冤罪で投獄された身というのが切ない。脱獄まではちょっと長いのですがムダがない演出がうまいと思います。いざ脱獄してからはサバイバルしながら一難去ってまた一難・・・思わず見入ってしまいます。
スティーヴ・マックィーン出演作は何度観てもハラハラしちゃう『タワーリング・インフェルノ』しか観てないです。特別イケメンというわけじゃないんですが全体的な雰囲気がカッコ良いです。帽子のせいかサバイバルなシーンでの彼はインディ・ジョーンズっぽくて思わずニヤリ。
ダスティン・ホフマンは地味な役どころでしたが成り行きで脱獄しちゃうところは笑えました。でも真面目でやさしい人でいかにも彼らしい役どころでしたわー。
お二人とも投獄中は汚いお姿。とくにマックィーンさんは少しづつ汚さが増していくんですがこれが自然な汚れ方なんですよね。
まぁ脱獄するための、してからの連携がうまく行きすぎるような気もしますが面白かったです。本当の自由とは?と考えさせられる部分もあってなかなか奥が深い作品でしたね。裏切られても痛い目にあっても自由のために負けないパピヨンがとても印象に残ります。
見終わった後はマックィーンとホフマンのそれぞれの選択は自分だったらどちらをとるかと考えてしまう。どちらが正しいとも悪いとも言えない・・・。個人的にはホフマン派かなぁ。絶対あんな冒険は出来ないですもん。
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