【EVERYBODY'S FINE】 2009年劇場未公開 アメリカ/イタリア 100分
監督:カーク・ジョーンズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ドリュー・バリモア、ケイト・ベッキンセイル、サム・ロックウェル、ルシアン・メイゼル、ダミアン・ヤング、ジェームズ・フレイン、メリッサ・レオ
妻を亡くして初めて、大人になった子供達と自分が疎遠になってしまったことに気づいたフランクが、再び絆を深めようとするが子供たちはドタキャンされてしまう。そこで、自分が子供達を訪ねて驚かそうと旅に出掛ける...。
ロバート・デ・ニーロをはじめ豪華キャストが勢揃いなのに、劇場未公開となってしまってもったいない作品。
パッケージを見るとほのぼのとした家族のお話なのかと思ってましたが、豪華キャストに加えなかなかの感動作でした。ラストは号泣?
もとは『ニューシネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本の作品で、残念ながらオリジナルは未見です。こちらは『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』『ウェイクアップ!ネッド』のカーク・ジョーンズ監督によるリメイク。
ロバート・デ・ニーロのパパといえば『ミート・ザ・ペアレンツ』を思い出すのですが、こちらは久しぶりに子供達と過ごすのを楽しみにしてるのにすべてドタキャンされて寂しい父親。妻に先立たれ寂しく過ごしてる姿が何とも切ないです。う~デ・ニーロなのに、、、。
このドタキャンも実は深い事情があって父親には心配をかけまいとする子供たちの優しいウソなのでした。成功して幸せに暮らしてるとばかり思ってた父親。しかし子供達はそれぞれに問題を抱えてたりして、亡くなった母親は知ってたりするのに父親だけは知らない...そのあたりが切ないですね。親に期待されちゃうとなかなか言えなかったりするし...。その辺の微妙な距離感がしんみりしちゃいますね。
子供たちが抱えてる問題を、父親の夢の中で子供の姿で語り合うシーンが良かった。父親にとって大人になっても、きっとあのままの姿のイメージなんでしょうね。最後にドタキャンした理由を父親が知るシーンは泣けました。夢の中で父親に合いに来た末の息子との会話は短いけれど泣けたー。
こんだけ豪華キャスト、こんだけ感動作なのになぜに未公開???
※3月9日鑑賞・感想
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます