原題:GHOST TOWN
公開:2008年劇場未公開
製作国:アメリカ
上映時間:102分
監督:デヴィッド・コープ
出演:リッキー・ジャーヴェイス、ティア・レオーニ、グレッグ・キニア、ビリー・キャンベル、クリステン・ウィグ
あなたの未練、成仏させます。
STORY:歯科医のバートラム・ピンカスは、他人にはなるべく関わらずに生きて行きたいと思っている、極度の人間嫌い。簡単な内科検診中にまさかの麻酔ミスで7分間の心肺停止状態に陥った彼は、自分にしか見えない人たちが見えることに気づく。
『天使と悪魔』や『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』、『スパイダーマン』の脚本家デヴィッド・コープ監督作品。
歯科医のピンカス先生は、内臓の検査のために使われた麻酔のミスで7分間だけ死んでたということを聞かされるのですが、生き返って(?)からは見えなくてもいいものが見えるようになってしまうのです。
幽霊たちは自分の姿が見えるピンカス先生に頼ってくるんですが、生きてる人間も嫌いなのに幽霊まで関わりたくないと冷たく突き放してしまいます・・・。
原題を見るとホラーっぽいんですがとても心温かいお話でした。早い話が成仏できずにいる幽霊たちを無事に成仏させてあげるというベタな内容なんですが、こういうベタなお話好きなんですよねぇ。
主人公のピンカス先生は最初は人間嫌いなだけあってとっても感じ悪かったです。しかしある女性との出会いで少しずつ変化が出てきて好感がもてるような人になっていくのが良かったですね。本当は人間嫌いなわけじゃなくて人と接するのが無器用なだけでわざと避けてた感じなのね。だけど無器用なので言動がどこかおかしかった(笑)。
いろんな幽霊たちと接していくうちに、幽霊は心残りがあるから成仏できないんじゃなくて本当はその逆だということを悟ったピンカス先生の言葉がグッときました。愛する人たちに伝えたいことがあったのにできなくてピンカス先生に頼ってきたのです。確かに亡くなった本人も悔いがあるでしょうけど、生きてる側がちゃんとおくりだしてあげないと心配しちゃって安心して成仏できないですもんね。
ニューヨークにはこんなに成仏できない幽霊がいるのかーと思うほどうじゃうじゃいるんですが、みんな愛する人たちを心配してるのが印象的でした。結構良いお話なのに未公開なのがちょっと残念ですね。
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