☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

2018年04月05日 | ★★★★

【THE POST】 2018/03/30公開 アメリカ 116分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、アリソン・ブリー、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リス

「今」を弾丸のように撃ち抜く、
真実の物語――

STORY:ベトナム戦争が泥沼化していた1971年。ニューヨーク・タイムズはベトナム戦争に関する政府に不都合な事実が記載された最高機密文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”についてのスクープ記事を発表する。アメリカ中が騒然となる中、ニクソン政権は裁判所に記事の差し止め命令を要求する。タイムズが出版差し止めに陥る一方、出遅れたライバル紙のワシントン・ポストでは、編集主幹のベン・ブラッドリーが文書の入手に奔走する... (allcinemaより)

 

都合の悪い事実を隠す政府に対して、報道の自由を求め政府に対して一歩も引かない姿勢で挑んだジャーナリストたちの戦いを描いた社会派実録ドラマ。監督はティーヴン・スピルバーグ、主演はメリル・ストリープとトム・ハンクス。スピルバーグ監督が、トランプ政権が誕生した時に製作を思い立ちたった1年で撮ったとのこと。

ベトナム戦争の頃の話ですが今もどこの国でも都合の悪いことは隠しておりますね、、、。字幕には“忖度”や“刑事訴追”などと出てきて何ともタイムリーな字幕 汗。

いつも思うのですが邦題がちょっと...。確かにペンタゴン・ペーパーズを入手して記事にしてはいますが、メインはワシントン・ポストなんですよね。原題のままだとインパクトが弱いからなのでしょうか。

政府vsメディアの闘いはとても見応えありました。報道の自由はもちろん、真実を伝えるのがジャーナリストの使命。メリル・ストリープ演じるキャサリン・グラハムが、政府を敵に回してワシントン・ポストの存続の危機となるかもしれない中で重い決断を下すまでが描かれて、本当に究極の選択でしたね。どういう判断を下すのかわかっていても手に汗にぎりました。

しっかし、あの文書のコピー....多いってもんじゃなかった。少しずつとはいえ、よくあの量をコピーできましたねぇ。それの受け渡しの連絡が盗聴を意識しての用心深さはとても緊張感ありました。

全体的に地味めでゆったりとした展開でしたが、文書を手に入れてからはテンポが良くなり見入ってしまいました。後半でのライバル紙が一斉に真実を報道した時はみんな同じ思いなんだとテンションあがりました。

タイプライターや電話、印刷所の機器などその当時はこうして新聞が作られてきたのねと興味深かったです。

鑑賞日:2018/04/01


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふじき78さんへ (yukarin)
2018-05-15 15:44:16
まぁ....原題のみでは難しいですね。
もうちょっとセンスをみがいてほしいところです。
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Unknown (ふじき78)
2018-05-10 08:36:38
「ペンタゴン・ペーパーズ」という邦題は割と買ってます。やっぱり「ポスト」だと分からないし、直訳で「新聞」ってのも違うだろうし。
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qちゃんへ (yukarin)
2018-05-02 16:21:01
わざとぶつけてきたのかなーと思ってしまう 笑
最近の日本の報道はなんか違うと思うわけで....
報道とはこうなんだ!と思う作品。
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日本も (q うはーっ)
2018-04-21 22:36:41
 今の日本の状況を考えると、なんともタイムリー
新聞社や報道とはこうあるべきと言う理想
困難は承知で
国民の為にと報道に突き進むブラッドリー
頼もしかったわ
私にはキャサリンが
どういう考え方でその決断に至ったのか
いきさつが良くわからない部分もあったけど
権力に屈せず、「報道の自由」の勝利。
当時の新聞の輪転機とか
背景描写
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FREE TIMEさんへ (yukarin)
2018-04-18 15:31:11
公開時期がずれるとただの実話になりそうですしこの時期だからこその作品ですね。
私もあのあとのウォーターゲート事件を続編のように観てみたいです。
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Unknown (FREE TIME)
2018-04-16 22:29:07
実話を基にした作品だけにリアリティある内容でしたね。
今のアメリカと日本の政治にもシンクロしているみたいでした。

個人的には、ラストシーンで取り上げたウォーターゲート事件も観てみたかったです。
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itukaさんへ (yukarin)
2018-04-10 17:31:16
スピルバーグ監督にこのキャスト、音楽...観る前から期待しちゃいますが、期待どおりの作品となってました。
映画づくりもうまい組み合わせならこんなに早く出来てしまうものなのがよくわかります。
良質な作品は製作費は関係ないんですね~
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にゃむばななさんへ (yukarin)
2018-04-10 17:25:29
映画づくりは何年もかかるものだと思ってましたが、1年2ヶ月とはびっくりですよね。スピルバーグ監督にしかできない技でしょうか。
キャサリン・グラハムの決断力はすごいとしか言いようがないですね。
いろいろと日本との差を感じる作品でもありました。
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BROOKさんへ (yukarin)
2018-04-10 17:23:15
スピルバーグらしい見応えある作品でした。
お二方の演技は素晴らしく...豪華にアカデミー俳優を起用できるのはさすがスピルバーグ監督ですね!!
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ノルウェーまだ~むさんへ (yukarin)
2018-04-10 17:20:52
あの大量のコピー...どれだけの時間がかかったのかを考えると気が遠くなりそうです。その後の仕分け作業もありますし....
紙代と電気代と....
本当にタイムリーな作品でした^^;
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こんばんは (ituka)
2018-04-08 23:14:46
メリルとトムはもはやハリウッド黄金コンビですよね。
二人が出てて面白くないわけがないし
監督のスピルバーグなわけだし互いに息も合って良作もとんとん拍子に作れちゃう。
気になるのが製作費ですが日本円で50億円とメジャー作品としては安いです(笑)
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こんばんわ (にゃむばなな)
2018-04-07 00:06:15
こんな凄い映画をたった1年2ヶ月で作り上げたスティーブン・スピルバーグ監督の凄さたるや。
そしてこんな重大な決断をあっさりと下してしまうキャサリン・グラハムの凄さたるや。

日本では何かと時間が掛かりそうなことをちゃちゃっとやってのけるアメリカ人って、改めて凄いなぁ~と思いましたよ。
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おはようございます。 (BROOK)
2018-04-06 06:11:11
さすがスピルバーグ監督だけあって、こういった社会派ドラマも手堅く作っていたと思います。
とても見応えがありました。

そして、メリルとトムの演技も素晴らしく、
さすがアカデミー俳優だけはありましたね。
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大量のコピー (ノルウェーまだ~む)
2018-04-06 00:46:21
yukarinさん☆
凄い量のコピーでしたよね。しかも新聞各社が入手しているということは、あれを何組もコピーしたってことだし。
実際は知り合いの人の事務所のコピー機を夜中に借りてやったらしいですけど、紙代がかかりそう…(汗)
色々な意味でタイムリーでした。
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