【WOMAN IN GOLD】 2015/11/27公開 アメリカ/イギリス 109分
監督:サイモン・カーティス
出演:ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズ、タチアナ・マズラニー、マックス・アイアンズ
クリムトが描いた、一枚の肖像画。
幸せな記憶を封印したウィーンで、
私は<家族>を取り戻す――
Story:アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす... (シネマトゥディより)
ナチスに奪われたクリムトの名画“黄金のアデーレ”の正当な持ち主である82歳の女性マリア・アルトマンが、新米弁護士ランドル・シェーンベルクとともにオーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした実話を映画化した人間ドラマ。監督は『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス。
最近観た『ミケランジェロ・プロジェクト』もナチスに奪われた美術品を取り戻すお話でしたが、こちらもナチスによって奪われた名画のお話。もしやこの作品に合わせて公開時期を合わせたとか?? ミケのほうは淡々としてましたがこちらはエンタメ性もあって観やすく切なく感動できる作品になってました。
クリムトの描いた“アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I ”は絵画に詳しくなくても知ってる超有名な肖像画ですよね。そんな肖像画にこんな悲しい経緯があったとは知りませんでした。物語は現代のマリアと過去のマリアとその家族が交互に描かれていました。
肖像画がマリアの手に戻ってくるまでは長い道のりで、当時82歳としては大変だったろうなと。でも間に合って良かった...。過去のシーンは幸せだった家族がナチスによるユダヤ人迫害で家族がバラバラになってしまったりとにかく前に進むしかなかったマリアの生きてきた姿に涙しました、、、。飛行機に乗るまでのシーンはわかっててもハラハラしたー。
マリアを演じたヘレン・ミレンがとても品があって本当に素敵でした。どんなファッションも似合っててたし、現在の元気なおばあちゃんな演技と過去のつらい日々を思い出す切ない演技との演じ分けもさすがでした。最後に映るマリア本人ともかなり似せてましたね。
弁護士を務めたランディははじめは新米で大丈夫か?と思ったけれども、訴訟を通していろいろ経験をしていくことで立派な弁護士に成長する物語にもなってましたね。ライアン・レイノルズの誠実な演技がとても良かったです。
ただ絵画の返還を求めるお話ではなくて、キャッチコピーにあるまさに“家族をとりもどす”お話でした。それにしても国を相手に家族を取り戻す....ってすごいお話。マリアも凄い家系だけれどもランディもすごい家系ですなぁ。
ナチスによって奪われた名画はまだまだ持ち主に返還されていないそう。少しでも早く持ち主のもとに戻りますように...。
★★★★.5
鑑賞日:2015/11/29
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クリムトの絵画の話をなんだよね!絵画もの好きだわ!!
ますます見たくなった!
N.Y.に行くしかない。
一度見てみたいものだと思いました。
ヘレンもライアンも見事な演技だったね~
素晴らしかった!!
国を相手取って家族を取り戻す感動的な物語と思ってみていただけに、売っちゃったのはなんともしっくりこない私でした。
せめて相続するまでは手元に置いてほしかったな。
作品としては良かったよね。
ヘレンも粋なお婆ちゃんで~(笑
しかし、マリアもランディも凄い家系だよね(苦笑
マリアもランディも良い味だしてて、見ごたえありましたね!そして、黄金のアデーレについて詳しくしれて良かったです。
絵画が絡むおはなしは面白いね。
詳しくないけど映画で知識が増えていくのは楽しいわ。
N.Y.に行きたいですよー
映画や本とかじゃなくて実際の本物を見てみたいですよね!!
今の生活(ドームとかとか)では行けないですが^^;
同じく私も最後は感動もの!と思ってました。
せっかく取り戻したのに売っちゃったのはえ~と思いますが、持ち主が納得した美術館に飾られてみんなが観ることができるのが一番なのかなと思います。
知らないで観るのとは違った感じ方ができそうですよね。観に行けないけど^^;
ヘレンはこういう粋なおばあちゃんが似合いますなぁ。
しっかし、マリアとランディ...びっくり家系だわ、、、