原題:伊莎貝拉/ISABELLA
公開:2006年
製作国:香港
上映時間:109分
監督:パン・ホーチョン
出演:チャップマン・トー、イザベラ・リョン、アンソニー・ウォン、デレク・ツァン、J・J・ジャー
Story:マカオ返還の直前、警察官のセンは人生最悪の1日を過ごしていた。贈収賄容疑で停職処分を受けた彼は、慰めを求めてバーをさまよい、ヤンと出会う。彼の年齢のおよそ半分の若さである彼女を口説き、ベットへと誘う。しかしそこで彼を待ち受けていたのは、彼女は実の娘であるという衝撃の事実だった。
『インファナル・アフェア』シリーズ、『傷だらけの男たち』のチャップマン・トー主演の返還直前のマカオを舞台にしたちょっと変わった親子のお話。
返還前のマカオ警察官て汚職まみれだったのですね。劇中にちらちらとテキストが入るのですが、警察官全部なんじゃないかと思うほど逮捕されてます、、、。果たして返還後はクリーンな警察になったんでしょうかね。
アンソニー・ウォンが出ているんで観てみたんですが、ほんのちょっとしか姿を現しません。しかもいた!と思ったらいつも何か食べてるシーンだけだった(笑)。ショーン・ユーもちょっと出てた。
主人公のセンは警察官、だけど停職処分中だったので警察官らしいことは何一つしてません。ただ彼が警察官なんだと思える所はアンソニー・ウォンと一緒時くらいかなぁ。刑事が主人公の香港映画にしてはめずらしい内容でしたね。
ある時ヤンと出会いベッドを共にしたのはいいけれど、実は娘だったという衝撃的事実。だけどこの娘さん、たまには娘も回ってくるわよなんて言って平気な顔していうんですもん。最初から分かってて誘いに乗ったというのもビックリ。
母親を亡くしたばかりのヤンはセンの家に転がりこんでくるのですが、そこからはこの二人の生活を淡々と描いた内容。だけどどこか繊細さを感じる映像になっていて印象に残るシーンが多くありました。年の離れた恋人のような雰囲気もありましたね。
娘役のイザベラ・リョンがなかなかキュートなんですよね。『ハムナプトラ3』にも出てるそうですがなんとなーそういう子いたなーくらい、、、。手足細くて折れちゃいそう。
「ベルリン国際映画祭銀熊最優秀音楽賞受賞」しただけあって、劇中に流れる哀愁漂う音楽が良かったです。ちょっぴり切ない気持ちにもなりますしね。
このイザベラ・リョン、実際に22歳年上の人との子供までいるんだそうですね。この作品から3年後、シングルマザーになってたとは・・・驚き。
※DVD
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