【BROKER】
2022/06/24公開 韓国 130分
監督:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン
赤ちゃんを高く売る。
それだけのはずだった。
STORY:古びたクリーニング店を営むサンヒョン。借金に追われる彼は、“赤ちゃんポスト”を運営する施設で働く若い男ドンスと手を組み、赤ん坊をこっそり連れ出しては、新しい親を見つけて謝礼を受け取る違法な商売をしていた。ある時、赤ん坊を連れ出した2人の前に、思い直して戻ってきた若い母親ソヨンが現れる... (allcinemaより)
是枝裕和監督が韓国のスタッフ・キャストとタッグを組んだロード・ムービー。何らかの理由で親が育てることができない赤ん坊を引き受ける“赤ちゃんポスト”を題材に、赤ん坊の横流しに手を染める男たちが、ひょんなことから我が子を手放した母親と一緒に養父母探しの旅に出るさまを描く。先日の第75回カンヌ国際映画祭ではソン・ガンホがみごと主演男優賞を受賞。
テレビでも話題だったのとソン・ガンホが好きなので観てきたー。
日本でも匿名での出産のニュースがあったけれどどこの国でもある問題なのね。この作品は韓国が舞台で血の繋がらない家族の物語のようで『万引き家族』の韓国版という感じ。でもこちらは希望が持てる展開なのは良かった。観終わった後に余韻が残るというか色々と考えさせられる作品だった。
韓国映画でブローカーというので....思ってた話とは違っていたけれど、そうだった是枝監督作品なのだった...やはりソン・ガンホはいいなぁ。重い話も温かみが出てくる。登場する人たちの行動はよくないことだけれど悪とは言い切れないところもある。施設で育つ子供が幸せなのか、それとも違法でも優しい養父母のもとで育つのがいいのか難しいところだよね。
養父母探しのために、サンヒョンとドンス、一度は捨てられた赤ちゃんとその母親ソヨン、施設から抜け出してきた男の子との旅は家族旅行のように思えて微笑ましく思えた。観る側もこのまま続いたら幸せなのかなと思ったけれど...最終的には納得のいく展開だったので良かった。
鑑賞日:2022/06/25
とても良い作品なのでぜひ...もう観られましたかな?
お返事が遅くなりすみません。