【VIER MINUTEN/FOUR MINUTES】
2007/11/10公開
製作国:ドイツ
監督・脚本:クリス・クラウス
出演:モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルング、スヴェン・ピッピッヒ、リッキー・ミューラー、ヤスミン・タバタバイ
“弾く時だけわかる。何のために生まれてきたか。”
STORY:80歳になるトラウデ(モニカ・ブライブトロイ)は、60年以上女子刑務所でピアノを教えている。彼女は何年も貯金して新しいピアノを購入するが運送に失敗し、その責任を追及される。早急に彼女のピアノレッスンを受ける生徒を探す必要に迫られたトラウデは、刑務所内でジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング)という逸材と出会う。(シネマトゥデイより)
ピアノが関係するお話は大好きなので観てみました。ほんの一瞬だけこちらでも公開されたんですが、タイミングが合わなかったんですよ。
んー感想がヒジョーに難しい作品ですな。何の予備知識もなしに観たので、もうちょっと感動するお話なのかと思ってましたが違いましたねー、、、
見事に展開が読めなかった作品。
え?うそー?そうなのー・・・とビックリこきました私。
でもこういう思いもしなかったラストの作品は好きです。
ジェニーの弾くピアノの音には惹かれました。
両手が自由にならないままで力強く弾く、クリューガーさんで言うところの低俗な音楽、すごいです。ある意味衝撃的でしたわ。
そしてラストの4分間の演奏は・・・とにかく圧倒されました。
クリューガーさんとジェニーは似た者同士のような感じもしますね。それぞれつらい過去もある。お互い頑固。とにかく音楽がすべてなところが同じ。
最後までお互いが分かり合えそうで合わないような微妙さが良いですね。
でもラストのクリューガーさんの表情がとても印象に残りました。
ジェニー役のハンナー・ヘルツシュプルングの演技は素晴らしかったです。刑務所内での威嚇する目、一心不乱にピアノを弾く姿は新人さんとは思えないほど印象的でした。
劇中では素晴らしい演奏をする姿を披露してますが、実際はさわったこともなかったらしいというのにはビックリです。ちょっと注目の女優さんですね。
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