【CAPOTE】
2006/09/30年公開
製作国:アメリカ
監督:ベネット・ミラー
原作:ジェラルド・クラーク
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズ・Jr、クリス・クーパー、ブルース・グリーンウッド
STORY:農家の一家4人が惨殺された事件に目をつけたカポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、この事件を題材に雑誌の記事を書くことを思いつく。ザ・ニューヨーカーの編集者ウィリアム・ショーン(ボブ・バラバン)に話を持ちかけたカポーティは事件のあったカンザス州に向かうことを決心する。(シネマトゥデイ)
トルーマン・カポーティが、ノンフィクション小説「冷血」を書き上げた6年間を描いた作品。
このカポーティ役のフィリップ・シーモア・ホフマンは、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞やらアカデミー賞主演男優賞をもらっちゃったというので気になってた作品でした。
しかし、タイミングがあわず劇場では観られなくて、WOWOWでちょっと前に観ました、、、
「冷血」は読んだこともないし、「ティファニーで朝食を」が彼の作品だったのもここで知りました。好きな映画だったのでちょっとビックリ。というかお恥ずかしい、、、
幼なじみのハーパー・リーは「アラバマ物語」の作者だったのもここで知りました。ちと古すぎて観ていないのですが、観て無くてもタイトルは知ってるくらい有名ですもんね。作品中の登場人物のディルはカポーティがモデルだそうで、聞いただけでもテンションあがりますな。機会があったら観てみよう。
トルーマン・カポーティ・・・実際の彼はどんな人なのか知らないし、顔も知りません。だから似てるかどうか比較はできませんが、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるカポーティはきっとそのままな人なんでしょうね。そう思ってしまうくらい素晴らしい演技だったと思います。
このカポーティという人は、とっても繊細な人のように思います。風に吹かれたら飛んでいきそうなキーの高い声としゃべり方が印象的です。
「一家4人惨殺事件」をもとにした小説を完成させるために、犯人のひとりと交流を持ちます。でも、事件の詳細を聞くのはいいのですが、その犯人が死ななければ作品は完成しない・・・
死刑は決まってるいるけど執行がなかなか決まらない、執行されなければ完成しないし・・・というところの複雑な表情も印象に残りましたね。後半に見せる犯人への悲しげな表情は、取材相手へのフリだったのかそれとも違ったのか・・・
最初は淡々としてう゛ーん私には大丈夫かなと思ってたのですが、だんだん惹きつけられてきました。傑作といわれる「冷血」ですが、ちょうどWOWOWでこの作品の後に放送されてたので録画してたのに・・・途中から砂嵐のため削除。どっち先に観ようかと悩んだのに強制的にコチラになってしまいました。
この作品を観て興味が出てきたので借りてこよう~ってあるかな。
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