1991/12/14公開
監督:中原俊
脚本:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
出演:塩見三省、相島一之、上田耕一、二瓶鮫一、中村まり子、大河内浩、梶原善、山下容莉枝、村松克己、林美智子、豊川悦司、加藤善博
陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
会議室?一部屋だけで、しかも会話だけで進められていくのに見応えがありました。
お金かかってないのにおもしろい。
豊川悦司がとんでもなく派手な服だったので、おやミッチー?(笑)
最初はドタバタしてるし・・・出前までとっちゃうし。
出前アリなんですか?(笑)
まず飲み物のオーダーで大騒ぎだし、こんなんでちゃんと議論できるんかなと不安でした。
被告はイイ女だった
とても人を殺すように見えなかった
なんとなく無罪・・・
容姿やなんとなくってなんだよーと思いつつ・・・
不幸な境遇にあっても人を殺したら罪になるんですよ
おお、マトモなやつがいるんじゃん。
と思ったら自分の信念を曲げない男だった。
絶対有罪を主張する人、絶対無罪を主張する人・・・
全然まとまりが無くて、ずっと平行線だし陪審員制度なんて無理なんじゃないのと思いましたよ。
有罪派と無罪派が出来てきて、無罪派のおっちゃんが“作戦会議だ!”なんて言ってたり、無罪から有罪に変えたら“裏切り者”なんて言ってる。
いやいやそういうのと違うから~っ
だけど議論をしていくうちに、やはり有罪だ、いや無罪だとコロコロと意見が変わる。
現場の状況などから議論していくとどちらにもとれるわけで、見てる方も参加してる気分になってきました。
だんだん盛り上がってくるんですよね。
自然とマトモな議論になってくしね。
ひとりひとりが些細な疑問をあげていくんですが、些細な疑問が大きなヒントになっていくあたりからさらに面白くなってきました。
でも自分の一票が人の生死を決められるとしたらコワイですね。
この作品を見てたら最終的には陪審員制度もアリかなぁとも思えますが、さて・・・
そしたらーーーっ
この前、WOWOWでこの舞台を生中継してたんじゃーーーんっ
見たかったーーーーっ
再放送頼むWOWOWさんっ
ショーーーークっ
※鑑賞日:2006/01/29 ぽ
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