【CHILDREN...】 2012/03/24公開 韓国 132分
監督:イ・ギュマン
出演:パク・ヨンウ、リュ・スンリョン、ソン・ドンイル、ソン・ジル、キム・ヨジン
1991年3月26日。のどかな田舎町で、カエルを捕まえると言って出かけた5人の小学生が行方不明になる事件が発生する。警察や軍による必死の捜索も、少年たちの行方は杳として知れず、犯人の逮捕も実現しない。そんな中、スクープを狙うテレビ記者、犯人像の分析を進める大学教授、そして事件を担当する刑事、それぞれが真相を突き止めようと奔走するが... (allcinema ONLINEより)
“韓国三大未解決事件”の一つといわれる、2006年に時効を迎えた事件の真相に迫るサスペンス・ミステリー。
韓国の三大未解決事件とは、ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演の『殺人の追憶』の“華城連続殺人事件”、パク・チンピョ監督、ソル・ギョング主演の『あいつの声』の“イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件”と今回の“カエル少年失踪殺人事件”のことで、この3つの事件は2006年に時効となってしまいました。残念ながら『あいつの声』は未見です。
5人の小学生がカエルを捕まえに行くといったまま失踪。警察の必死の捜索にもかかわらず行方はわからず...。そして4年後、スクープを狙うMBS放送のカン・ジスンは、顔見知りの犯行とする大学教授ファン・ウヒョクとともに捜査に乗り出す。そしてある被害者の少年の両親に疑惑の目を向けるけれども....。
前半は、被害者の少年の両親が犯人だとする教授の推理に引込まれます。しかし教授の推理は見事に外れ振り出しに戻ってしまいます。そして11年後の山の中で5人の白骨遺体が見つかり後半は再びカン・ジスンは事件の真相を追い始める所から再び引込まれる流れに...。
はっきりした証拠もないのに憶測で犯人扱いしたり、それで捜査の許可をする警察はどうなの?と思ってしまうけれども。マスコミが騒ぐし、それによって被害者の家族を何度も苦しめる結果になってしまう。警察も捜査の不備を指摘されたくないからと誤魔化そうとしたりと日本も韓国もあまり変わらないものなんですね。
『殺人の追憶』もそうだったけれど今回も未解決事件なのでもやもやした感じで終わります。どこまでが実話でどのあたりが脚色されてるのかはわかりませんが、後半では犯人像が特定されて描かれてましたけどそのへんはどうなんでしょうね。どこまでわかってたのか...。
すでに時効をむかえているので真犯人は堂々と街中を歩けるわけで...
ラストでの被害者家族の想いを考えると本当につらいですね。
この作品は遺族の方に捧げられているだけあって丁寧な作りになっていたし、なによりも遺族の方の思いが伝わってる作品になってました。俳優陣も実力派揃いで見応えのある内容でした。
★★★★
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カエル少年失踪殺人事件 [DVD] |
パク・ヨンウ,リュ・スンリョン,ソン・ドンイル,キム・ヨジン,ソン・ジル | |
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被害者家族の心情を丁寧描き出した良作だと思います。
どんな事件でも有耶無耶のままで終わらせるのは良くないですね。
わざと嘘をついた女性の心理を考えると、本当に、心が痛くなります
「あいつの声」は観た事ないなと思ったら、日本DVD未発売だそうですね
いつだったか東京のほうで上映されたようですが…
これも観てみたいですね
本当に胸が痛くなりますよね。
犯人が捕まっても子供たちは帰ってこないけれど、
やはり未解決にならずに警察にはきちんと捜査してほしいものですね。
嘘をついたことを告白するシーンは涙がこぼれました。
本当に心が痛みます...
「あいつの声」は一部の劇場のみの公開だったんですね。
どうりでないと思った!
ぜひ観てみたいですね。