【INSENSIBLES/PAINLESS】 2013/09/07公開 フランス/スペイン/ポルトガル 101分
監督:フアン・カルロス・メディナ
出演:アレックス・ブレンデミュール、トーマス・レマルキス、イレーネ・モンターラ、デレク・デ・リント、フアン・ディエゴ、フェリックス・ゴメス
[Story]
1931年、スペインでは痛覚のない子どもたちが生まれていた。彼らは暴力的で、自傷行為が絶えない。時は流れ2000年、神経外科医のデヴィッドは事故に遭い婚約者を失なってしまう。そしてデヴィッドにもリンパ腫が見つかり、骨髄移植をすることになるのだが、その話を聞いた両親は「デヴィッドは養子である」と彼に告げる。彼にまつわる恐ろしくも悲しい真実とは...
1930年代の“痛みを感じない子どもたち”をめぐるお話と、2000年の現代の骨髄移植をしなければならない男の出生の秘密を描いたスペイン産サイコスリラー。
脚本は「REC/レック」シリーズのルイス・ベルデホ。監督は本作が長編デビューとなるフアン・カルロス・メディナ。
“痛みを感じない子どもたち”に興味があって観ました。
最初と最後は炎で終わってるのが印象的。
1930年代と現代が交互に描かれていて、まぁこの展開だと最後にはひとつに繋がるのよねぇとありがちなものでした。
しかし、スペイン産のホラーというかサスペンスというかスリラーというかは良いですな。
現代の男が事故がきっかけでリンパ腫が見つかり骨髄移植をしなければ助からないことがわかり、両親にお願いに行くのですが、実は養子だということがわかり、そこから本当の両親探しが始まるというもの。
最後は二つのエピソードが想像通りに行くわけですが切ない、、、
雰囲気的にダークファンタジーっぽい。
舞台がスペインというと『パンズ・ラビリンス』もそうだけど、どちらもバックには戦争が描かれてますね。
痛みを感じない子供たちの発端は何だったのかは謎のままだった。
とにかく自傷行為をする子供たちがイタタタターでしたわ。しかもグロい、、、
なぜか少年による子犬を痛み無しで肝臓を取り出すシーンが不思議。
なぜか死んだはずの女性がずっと眠ったままのようだったのが不思議。
いろいろとツッコミ所というか不思議づくしだったけど、面白い!というまではいかなくても観終わった後は、なんか惹かれる、なんか良かったなーと思う作品でした。
★★★.8
ペインレス [DVD] | |
アレックス・ブレンデミュール,トーマス・レマルキス,イレーネ・モンターラ | |
東宝 |
ほんと凄いもん観たという感じですよね。
スペインのホラーは本当に面白いです。
スペインのこういった、ホラーやサスペンス・スリラー作品は
ほんと良く出来ていますな