【点と線】
2007/11/24~2007/11/25放送
製作国:日本TVM
演出:石橋冠
原作:松本清張『点と線』(新潮社刊)
二夜連続ドラマの後編。
全て合わせて約5時間(まぁ実質は4時間かな)の長丁場、撮影お疲れ様でしたですね。
後編のアリバイくずしはまぁ面白かったです。
ただ、最近のドラマなどこのアリバイくずしのスタイルはよく出てくるので、
砂浜で紙飛行機で遊んでいる子どもから空からの移動を思いついたり、
なりすましだったりは驚くようなもんではなかったですけどねー。
しかし当時はそれはすごい衝撃だったのかもしれませんね。
時刻表での列車の時間、13番線での4分などなど
時刻表を見るのが結構好きだったりする私としてはワクワクものでした~。
このアリバイくずしのスタイルは、日本ではこの作品が最初だったのかな。
最後は安田を逮捕してすっきりかと思ったら意外な結末には驚きました。
だから見張っておけと言ってたのに~っ
ちょっと複雑な気持ちのままの終わり方でしたが、
人間の嫌な部分がたくさん描かれていて見応えはありました。
悪人が最後に笑っているのが悔しいっス。
最後に笑ったもん勝ちかよ~っ。
最初の男女の情死だと思われたのが、ひとりのベテラン刑事・鳥飼によって殺人事件へと発展。
たった一枚の車内食堂の伝票から自殺ではないと見抜ける刑事さんは、やはり長年の経験からくるもんなんでしょうね。
鳥飼と三原のコンビもいい感じでした。
現代でも自殺、または事故かと思われた事件が実は殺人だったということもありましたね。
結構小さな証拠を見逃しているのかもしれません。
1957年の東京駅のプラットホームは、新大阪駅の近くの敷地内に作られたそうですね。
路面電車のシーンはちょこちょことCGでやってるのかと思ったら、
当時の車両を運びこんで岡山で撮影されたとか・・・金かかってますな。
さすがテレビ朝日の開局50周年記念番組なだけあります。力入ってましたね。
・前編
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