【ミッドナイトイーグル】
2007/11/23年公開(11/25鑑賞)
製作国:日本
監督:成島出
原作:高嶋哲夫
出演:大沢たかお、竹内結子、玉木宏、吉田栄作、袴田吉彦、大森南朋、石黒賢、藤竜也
日本滅亡まであと48時間。
STORY:かつて世界中の戦場で生と死の現実を写真に収めてきたカメラマンの西崎。人生を見失ってしまった彼は独り厳冬の北アルプスに登り、星空を撮り続ける日々を送っていた。そんなある時、赤い光が西崎の上空を飛来する。やがて間もなく、米軍の戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”が北アルプス上空で消息を絶った、との極秘情報が政府に入り、ただちに自衛隊を現場へ向かわせるのだった。一方、東京では、週刊誌記者で西崎の亡き妻の妹・慶子が姉の息子を引き取り育てていた。また、仕事で家庭を顧みず妻の病に気付かなかった西崎を憎しみ続けている。そんな彼女はある日、一人の工作員と接触し、北アルプスで起こりつつある、恐るべき事態の真相を聞き出すが…。
F-15は何のために出てきたのか。
ただのゲスト出演・・
高嶋哲夫の同名小説の映画化。
もしかして・・・小説の方が緊張感あったかな。
監督は「フライ,ダディ,フライ」の成島出。
予告編を見て、ちょっと織田裕二出演の「ホワイトアウト」を思わせる雪山が印象的だったので観てきました。
そしたら展開は「日本沈没」と同じだった、、、
いつもは甘口感想なんですが、今日はちょい辛口で。
結構宣伝に力を入れてたので期待してたんですが、お涙ちょうだいのドラマはいらなかったです。
テンポも遅いかなぁ。
そのせいか緊張感ある設定なのにハラハラドギトキ感がなかったです。
だらだらした前半部分を少しカットして上映時間を短くしてもいいんじゃないかと思ってしまいます。
豪華キャストなだけに惜しい、、、
工作員が簡単に米軍基地に侵入して、簡単に核爆弾のコード変更したりってできるもんなんですかねぇ。
ステルスが墜落、工作員と自衛隊の北アルプスの雪山で銃撃戦まであるのにテンションが上がらないんです。
せっかく防衛省や自衛隊が協力してるんだから、もっと緊迫感のある展開であってほしかった。
F-15も最初だけだし、ヘリも役立たず、、、
やるかやられるかの状態でCCDカメラの前で何回交信してんだよ~っ。
切羽詰まってるのに必要な交信以外してたら敵にやられちゃうでしょ。
「ホワイトアウト」みたいな感じを予定していたのにちと残念でありました。
わらっちゃったのは、竹内結子たちがケガをした工作員を助けに行くシーンとか、
逃げろって言われたのにあのオチ、状況はいろいろあるにしろ
バッグに拳銃もってるのにみんなおもちゃ扱いな感じには参りました。
助けた工作員も簡単に秘密ばらしちゃうし・・・
日本語が通じないなら英語でしゃべってみるとか・・・断固として日本語でしたね(笑)
それに、みんな大沢たかお演じる戦場カメラマン・西崎優二に憧れちゃってるのもなんだかな。
ラストのトマホークの行く末もちゃんと描いてくれてたら、テロの怖さとかもっと表現できたんじゃないんでしょうか。
あの後どんなんだったのか知りたい~。
もういろいろ出てくる出てくる~(泣)
でも、意外な結末ではありましたけれども。
しかし良いところを言えば、冬の北アルプスの厳しさ怖さは迫力ありました。
それとエンドロールに流れる空撮する山々がとても素敵で一番印象に残ったかも。
って背景だけしか印象に残ってないということか?
久々に映画で見た吉田栄作が良かったですねぇ。
豪華キャストの中で一番良かったなぁ。
石黒賢が出てたので、まさか雪山で死んだりしないよねぇと思ったら
軽いノリの編集長であんたダレ?というくらい情報通なのにビックリしました。
元なんとかのすごい人だったりして(笑)
周りでは泣いてる人が結構いたんですが、残念ながら涙はでませんでした。
お涙頂戴ものでも「LIMIT OF LOVE 海猿」の方が泣けましたよ。
エンドロールに防衛省や自衛隊の一覧が出てきた時にはちと興奮しました(笑)
雪山でのロケはほめてあげたいですけどねー。
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