【辛亥革命/1911】2011/11/05公開 中国 122分
総監督:ジャッキー・チェン
監督:チャン・リー
出演:ジャッキー・チェン、リー・ビンビン、ウィンストン・チャオ、ジョアン・チェン、ジェイシー・チェン、フー・ゴー、ニン・チン、スン・チュン、ジャン・ウー、ユィ・シャオチュン
1911年10月10日、辛亥革命。
歴史に残らなかった「命」の物語。
1911年、中国は欧米列強の脅威にさらされ、清王朝は衰退する一方だったが、業(ごう)を煮やした民衆たちが立ち上がる。革命軍を束ねる孫文の参謀・黄興は一気に総督府に攻め込むが、情報が漏れていたため失敗に終わる。この戦いで多くの尊い命が奪われ、敗残兵となった彼らは次第に戦意を失っていき... (シネマトゥディより)
中華民国建国のきっかけとなった辛亥革命100周年、そしてジャッキー・チェン映画出演100本記念となる歴史エンタテインメント作品。
監督は『レッドクリフ』の撮影監督で作が映画初監督作品となるチャン・リー。
おはなしは革命前から清朝滅亡、そして中華民国建国までを描いています。字幕版と吹替版があったので歴史ものということで字幕版で観てきました。
“革命の父”と呼ばれる孫文、彼の親友で右腕の黄興からの視点で描かれているのですが、なにぶん登場人物が多いしセリフの字幕と名前の漢字が多く出てくるので、この人は...この人は...と覚えながら観てるとえらく大変...。吹替版で観れば良かったかなとちょびっと後悔、、、。でも歴史ものはその国の言葉で観ないとね。
長い出来事を122分にまとめてあるので、駆け足気味であらすじっぽく感じてしまいました。しかし、辛亥革命や孫文という人物を知るにはとても勉強となる作品でした。
戦場や市街戦シーンはさすが『レッド・クリフ』のスタッフか関わってるだけあって臨場感あふれるリアルな映像でした。そのほかセットや皇族の衣装が金かかってるなーと。
総監督を務めているジャッキー・チェンの出演100作目だそうで、かなり情熱を注いで作られているのがよくわかりますね。彼の作品はほとんど未見なのですが、黄興役はいつも以上に気合い入ってたんじゃないですかね。
あ、ジャッキーの息子ジェイシー・チャンも出演してしますね。親子初共演だそう。
孫文役のウィンストン・チャオは何度も孫文を演じてるそうで、独特の話し方やリズムまで自分のものにしているそうです。本人にも似てるような...。そんなこともあって、存在感あるし演技に惹かれるものがありました。ちょっと素敵と思ったし(笑)
若い革命家たちのポケットに遺書や決別書が入ってるのを見た時は、自分の命を犠牲にしてまでも国の未来のためにという覚悟が伝わってきてグッときちゃいました。その中の白いハンカチに書かれた身重の妻への書は印象に残りましたね。実際に辛亥革命記念館に展示されてるそうで実物を見たら泣けちゃうかも。
100年前たくさんの命を犠牲にした辛亥革命。
孫文たちが今の中国を見たらどう思うのでしょうか...
それと逆に今の中国の方々が観てどう思うのかが気になります。
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世界を見てきた彼だからこそ、同じく世界を見てきた孫文の想いがより分かるのかも知れませんね。
本当に孫文は人気がある方なんですね。
観た後いろいろ調べてみました!
やはり同じく世界を観てきたジャッキーだからこそ作りたかった作品なんでしょうね。
私も今の中国を彼らが見たら、どんな風に思うかな?って考えながら観ていました。
あと私何も考えずに見たら吹き替えだったのだけど、それはそれで、全員日本語で喋るので、其処が日本なのか中国なのか外国に出ているのか、ちょっと判らない時があったよ。一長一短だね。
この時代と今があまりにもギャップがありすぎて...
あっ吹替えだと全て日本語ですもんね。
そういう分かりづらさもありましたかー。
辛亥革命前後の歴史について詳しくないと流れを追うことすらままならない状況下におかれてちょっと大変でした^;
実は近代史に興味ないもので…。
ただ、ジャッキーの今だからみてほしいという同胞への喚起ともいうべき心根は理解できましたし、気合がはいっていたと思います
私もよく知らないのでついて行くのが大変でした。
ジャッキーの記念の作品ということでほんと気合いが入った作品になってましたね。