【LES ENFANTS DU PARADIS/CHILDREN OF PARAD】
1945年公開 フランス 190分
監督:マルセル・カルネ
出演:ジャン=ルイ・バロー、アルレッティ、マルセル・エラン、マリア・カザレス、ピエール・プラッスール、ピエール・ルノワール、ルイ・サルー、シモーヌ・シニョレ、ジャン・カルメ、マルセル・エラン
Story:第一部――1840年代のパリ、タンプル大通り。パントマイム役者バティストは、裸に近い踊りで人気のガランスに恋をする。犯罪詩人ラスネールや俳優ルメートルも彼女に夢中。一方、バティストの属する一座の座長の娘ナタリーはバティストを愛していた。ラスネールと悶着のあったガランスもその一座に加わるが、彼女の前には新たな崇拝者モントレー伯が現れる…。第二部――それから5年後、バティストはナタリーと、ガランスは伯爵と結婚していた。しかし、ガランスを忘れられぬバティストはルメートルの手引きで彼女と再会を果たすのだったが…
「午前十時の映画祭」6週目の作品をDVDにて鑑賞しました。残念ながら5週目の『鉄道員』はレンタル中だったのでまずこちらを鑑賞しました。
第1部と第2部からなっていて計190分の長編でした。男女の恋愛と無言劇のお芝居を中心とした作品なのですが、うーん私にはちょっと無理がありました、、、。もともと恋愛映画は苦手ですし、この長丁場・・・。お好きな方は絶賛する作品なのでしょう。しかしとにかく名作を観きったぞ! 失礼ではありますがそんな感じです。
しかしかなり良質の作品であることはわかります。1945年製作のこの作品、時代を考えるとよくここまでの作品を創り上げたなぁと思いますね。お話の舞台も1940年のパリということで、当時のパリを知ることができます。
愛し合うバチストとガランス、そして彼らを愛する人たち・・・それぞれの愛し方が描かれていました。第一部ではバチストがガランスに恋して、座長の娘のナタリーはバチストに恋をしてるという・・・・今も昔も変わらない恋愛事情。第二部では一度は結ばれたバチストとガランスでしたが別れがあり、お互い結婚をする。しかし5年後、再び再会・・・。どの恋愛事情も純粋で切ないです。なかなか難しいもんですなぁ。
バチストを演じたジャン=ルイ・バローの演技がとても素晴らしいです。どこか切なげな眼差しが良いっす。長いよォ~と思いながらも、彼の全身真っ白な道化師の無言の演技は言葉がなくても伝わってくるものがありました。こちらも企画がなかったら観ることはなかったと思うので、またひとつ名作を観ることができて良かったです。見終わるまでちょっと時間かかっちゃったわ、、、。
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