【LAWRENCE OF ARABIA】 1963/12公開 イギリス 218分
監督:デヴィッド・リーン
出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、オマー・シャリフ、アンソニー・クイン、ホセ・ファーラー、アンソニー・クエイル
1916年、カイロに赴いている英国陸軍のロレンス少尉は、トルコへの反乱に意気込むアラブ民族の現状を確かめに向かった。そこで彼は反乱軍の非力を痛感し、アラブ種族をまとめ上げてゲリラ戦へ打って出ることに。やがて、トルコの一大拠点を巡って激闘を展開し、勝利する。そして、再びゲリラ戦の指揮官として新しい任務を与えられ、トルコ軍を打倒するロレンス。だが、一方でアラブ同士の争いが起こり、彼も尽力むなしく徐々に孤立していく…。(allcinema ONLINEより)
「午前十時の映画祭」26週、“完全版”DVDで観ました。VHS時代に録画したのに長いんで後回しになっちゃってその後全てVHS処分しちゃいまして今に至る...というわけです。218分もの大作ではありますが、意外と一気観できました。やはり歴史に残る超大作といわれるだけあって見応えがありました。監督は『戦場にかける橋』のデヴィッド・リーン。
真っ黒な画面にテーマ音楽で始まり、やっと映ったと思ったら主人公はバイク事故で亡くなってしまう。そして過去へ・・・。
こちらもデジタルなんとか処理されてるんでしょうね、40年も前に製作されたというのに古さを感じない映像でした。青い空と砂漠がとてもきれい。だけど画面を通して伝わる暑さは夏バテしそうな感じですわ。アラビアの民族服がとっても涼しそうだった。
この作品も劇場向けですね。だだっ広い砂漠とたくさんのラクダくんたち。反乱軍の数といい、撮影はかなり過酷なものだったでしょうね。特典映像で見たラクダのオーディション、ちゃんと動物もオーディションがあるんですね。あの長い時間、ラクダくんのタフっぷりには驚きました。それに馬並みに走る走るラクダ・・・初めて見た気がする。アラブ戦はラクダに限るな。
ロレンス役のピーター・オトゥール、長身で金髪で青い目で軍服より白い民族服のほうが似合ってました。『スターダスト』のおじいちゃん王で拝見したくらいなんですよねー。ファイサル王子には我らがマスター アレック・ギネス。オビ=ワンのイメージだから若すぎて一見わからないんだけどお声でわかりました。
昔の作品のリメイクが多いこの頃、『ベンハー』もこちらも映像技術が進んだ今でさえリメイクは難しいスケールの大きな作品ですね。CGとかなかった時代のほうがより“映画らしい”という気がします。いつの時代に見ても見劣りしない映像とスケール感はすばらしい。
見終ってから気づいたんですが、女性が全く出てきませんねー。アラビアのロマンスすらなかった。ロレンスさんは女っ気はなかったみたいですねー。
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