2016/12/10公開 日本 145分
監督:山崎貴
出演:岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧、光石研、綾瀬はるか、堤真一、國村隼、小林薫
戦う理由は、未来にある――。
STORY:敗戦後の1945年、東京。石油会社・国岡商店を率いる国岡鐵造(岡田准一)は、日本人としての誇りを持ち復興に向け突き進もうと従業員を激励する。戦後の混乱期にもかかわらず誰も解雇せず、独自の経営哲学と行動力で事業を広げていく。やがて欧米の石油メジャーも国岡を警戒し、その強大な包囲網により同社の石油輸入ルートは全て封鎖されてしまうが... (シネマトゥデイより)
第10回本屋大賞を受賞した百田尚樹のベストセラー小説を映画化。明治から昭和にかけて数々の困難を乗り越え石油事業に尽力した男の一代記を描く。監督は『永遠の0』『寄生獣』などの山崎貴。
久しぶりに母親を誘って観てきました!!
岡田くん主演だし、『永遠の0』の監督なので期待してましたが、期待以上に良かったし泣けるシーンが結構ありましたね。しかも主人公を青年期から老年期までを岡田くん1人で演じきったのも素晴らしいです。ほとんどが実年齢よりもずっと上なので苦労もあったでしょうね。でも年老いたメイクも違和感ないしアップも違和感ない。今の特殊メイク技術はすごいですねー。監督は普通でいいと言われたのに5時間くらい大声をだして声をからしてお年寄りの声にしたとか....。本当にいい役者さんになりましたね。
原作は未読です。青年期から老年期までが描かれているので長いんでしょうけど、145分にまとめるのも大変だったんじゃないでしょうか。時間できに端折られたところもあったと思いますが、見どころは抑えられてると思うし、岡田くんをはじめ演技派の俳優さんたちが豪華で見応えありました。どうやってピンチを乗り切ったのかとか詳しく観てみたかったですが仕方がないと思います。
冒頭いきなり焼夷弾が降り注ぎ東京の街が焼き尽くされるシーンがはじまり引き込まれました。焼夷弾が落とされる様子といくつにもわかれてああやって落ちて爆発するもんだと初めて知りました。あれでは逃げられない、、、。ここまで細かくこだわって作られてるのもすごいですね。
VFXにしても、焼け野原になった街のシーンや満州の機関車(フルCG)、日承丸やアバダンのシーンもどこまでが実際の映像でCG映像なのか気にならないほど違和感なく観られたのも良かったです。さすがのVFXチームですね。細かいことでもこだわって丁寧に作られているのがよくわかります。
とにかく国岡鐵造を演じた岡田くんはハマり役。
常に強い信念をもつ国岡鐵造は何度も逆境を乗り越え、どんな時も前に突き進んでいく姿は今の時代も見習うべきところがありますね。また逆転の発想もなるほど~と思うところも。ただ、奥さんのユキはかわいそうな人でした。最後のエピソードは切ない。少ない出番の綾瀬はるかちゃんも印象に残る演技でした。
日本が戦争に突入していったのもその後の復興も石油という....普段何も考えずに石油を使っているけどいろいろな困難があっての今なんですね。
海賊らしいシーンは少ない....
★★★★.4
鑑賞日:2016/12/10
海賊とよばれた男 単行本 上下セット [単行本] [Jan 01, 2012] 百田 尚樹 [単行本] [Jan 01, 2012] 百田 尚樹 | |
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国岡鐵造は海賊の呪いを受けた。それは不死の屍になるような呪いではなく、彼の髭に対して、彼の愛する女性が髭アレルギーになってしまうという呪いである。
キャストも違えば映画も違うよ、俺!
でも岡田君の熱演は素晴らしかった。
こちらからもTBお願いします。
どこかで聞いたような設定かと思うとなんか違う~
岡田くんの演技は本当に素晴らしかったです。