【THE CASE OF ITAEWON HOMICIDE】 2009年劇場未公開 韓国 99分
監督:ホン・ギソン
出演:チョン・ジニョン、チャン・グンソク、シン・スンファン、コ・チャンソク、オ・グァンノク、ソン・ヨンチャン
多国籍の人々が集まるイテウォンのハンバーガーショップで殺人事件が発生。現場に居合わせた在米韓国人のピアソンとアレックスが容疑者として疑われる。しかし、お互いに相手が犯人だと主張、その後、裁判にて事件の真実を追究することに...
実際に1997年4月3日、イテウォンのハンバーガーショップで起きた殺人事件をもとにした作品だそうです。
韓国人大学生がいきなり背後からナイフで右の首を3カ所、左を4カ所、胸を2カ所の計9カ所を無惨に刺されてしまう冒頭のシーンはかなり衝撃的でした。犯人とは面識もなく、たまたまトイレにいただけなのに・・・。
目撃者でもあり容疑者でもあるピアソンとアレックスはお互い否認。しかもお互いがあいつが犯人だと言い張る。だけどアレックスはかなり不利な立場だったし、現場検証や友人の証言からにしてもこいつが犯人に違いないと思うのだけれど・・・決め手がないんですよね。しかもピアソン自身もグレーな部分が出てくるし・・・。
どちらにしても、この二人のどちらかが犯人なのは間違いないわけで・・・。そんなんで最後の最後までどっが犯人???がずっと付きまとってきます。しかし、最後に下された判決は・・・あまりにも理不尽なものでした。殺された男性の家族の悲しみと無念さを思うととてもやりきれない気持ちでいっぱいです。しかも実話だから余計につらい。
結局、犯人はどっちなんだーっ!!!とモヤモヤ感が残る終わり方なのですが、実際に事件に関係した人たちの証言や資料、検証を通じての映画化されたそうなので、作品としてはとても見応えがありました。
ピアソン役の俳優さんがちょっとカッコ良かったなァ。
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