【HOURS】 2014/02/15公開 アメリカ 96分
監督:エリック・ハイセラー
出演:ポール・ウォーカー、ジェネシス・ロドリゲス
壊滅した都市 現れた武装略奪集団
我が子を守る 48時間
「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカー主演のサスペンス・ドラマ。
巨大ハリケーン“カトリーナ”の直撃を受けたニューオーリンズの病院を舞台に、早産によって生命維持装置の中に入ったままの我が子を守るため、次から次へと訪れるトラブルに立ち向かう父親を描いた作品。
監督はリメイク版『エルム街の悪夢』、『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の脚本を手がけたエリック・ハイセラーの初監督作品。
この作品の公開目前の2013年11月30日に突然、交通事故によりこの世を去ったポール。好きな俳優さんだったし続編の「ワイルド・スピード」の撮影もあったし...あまりにも突然でしばらくは思い出すと泣けました...。あれから半年、どうしようかなと思ったけど観ることにしました。
パッケージを見るとアクションものかな?と思いそうですが全く違います!!
小さな命を必死で守ろうとする感動ものになってます。
ポール演じるノーランの妻が病院で我が子の誕生と引き換えに亡くなる。早産だったため赤ちゃんは最低48時間は人工呼吸器をつけないといけない。追い打ちをかけるようにハリケーンが襲ってきたため病院は停電、さらに患者のほかに医師や看護師も全員避難してしまうという状態に...。
ノーランと赤ちゃんは取り残されたうえに、自家発電も使えなくなり、1回に3分しか充電できない手動のバッテリーを動かし続けなければいけない....というもの。
ほぼ、ポールの一人芝居。
そして手動の充電器を3分に一度動かしながら、救助を待つというもので淡々とした流れです。それもやがて2分に一度になってきて、その間に何とか救助してもらうために行動を起こすのですが、睡眠は取れないし、遠くにも行けない。時計のアラームがなると充電が切れるから早く戻らないと赤ちゃんが死んじゃうーっとハラハラドキドキ!!
よくよく考えると病院側が患者を残したまま避難しちゃうのはありえないし、患者を誘導した医師たちもハリケーンの影響で病院に戻れないのならノーランたちが残ってることを知らせていれば、すぐに救助隊もそちらに向かえただろうと思うんだけど、、、まぁそこも考えずに、、、
ポールが亡くなった後に観たせいか切ない気持ちで観てました。赤ちゃんに向かって亡くなった奥さんとのエピソードを話シーンにじーん...。今では逆になってしまった 泣。
わりとアクション系が多かったポールだけど、この作品が最後なのでしょうか? 製作総指揮も兼ねていて、ほぼ一人芝居で小さな命を守るという....。カーアクションしてるポールもいいけど、こういう静かな演技をするポールも良かったです。
もっとこういう作品を観たかった...
★★★.7
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心温まるストーリーでした。
無事に我が子をその胸に抱いて涙するポールさんの表情がとても印象に残りました。
「この子なんて知らない」から「パパが守る」とかわった、
自分の生きる希望のすべてとなった赤ん坊の手に
そっと口づけするポールの姿に感動してしまいました
ほんと地味なんですが、
製作総指揮主演作としては最後の作品がこれでよかった、とも思えました
他の作品でも最後言ってるのでどうなのかわかりませんがもうこれから新作が作られないと思うとつらいです。
作品としては心温まるお話でしたね。
亡くなった後に観たせいか、ポールの表情がより心に残る作品となりました。
そうそう最初は“知らない”と言ってたのが、ラストでは“知ってる”という台詞にじーんときました。
ポールのこういう優しさを感じる作品が観られて良かったです。