☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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「ゴヤの名画と優しい泥棒」

2022年03月05日 | ★★★★

【THE DUKE】
2022/02/25公開 イギリス 95分
監督:ロジャー・ミッシェル
出演:ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グード

公爵さん、お借りします

STORY:1961年、イギリス。60歳のケンプトン・バントンは理想主義で楽天家。その性格ゆえかなかなか仕事が長続きせず、家計はもっぱら妻ドロシーの稼ぎに頼っていた。にもかかわらず、ケンプトンは孤独な高齢者のために公共放送(BBC)の受信料無料化を求める活動に熱心に取り組んでいた。そんな中、イギリスが誇る美術館“ロンドン・ナショナル・ギャラリー”からゴヤ作“ウェリントン公爵の肖像”が盗まれる前代未聞の大事件が発生する... (allcinemaより)


1961年にイギリス中を巻き込む大騒動となった、ゴヤの名画“ウェリントン公爵”盗難事件を映画化した実話コメディ。正義感にあふれた名もなき元タクシー運転手によって引き起こされた前代未聞の大事件をめぐる優しき真相を描く。監督は『ノッティングヒルの恋人』などのロジャー・ミッシェル。2021年9月に亡くなり最後の作品。

犯罪ものなのにほっこりしてしまう作品。おじいちゃん主役の作品にはずれなし。BBCの受信料無料化を求める活動、しかもラストのテロップで...日本だとN〇Kになるんだけどこれ上映して大丈夫だったんだー_笑。

多少の脚色はあると思うけれどこれが実話だったとは。よく盗めたもんだと思うけれど、その後の展開にハラハラドキドキではないんだけど目が離せない。肝心の絵はとある場所にほぼ放置_笑。でも予想外に起きた穴から除く目は笑った。

楽天的な夫を演じるジム・ブロードベントとピリッと辛さのある妻を演じるヘレン・ミレンはさすがの演技。クライマックスの裁判シーンはみんな優しい人たちばかりで今では考えられない展開。そういう時代だったのね。

イギリス映画らしくお洒落でユーモアのある観終わってやさしい気持ちになれる作品。当時の街並みが興味深ったし、ちょっと古さを感じる映像が良かった。どれだけ世間を賑わせた事件だったのかは劇中で流れる『007/ドクター・ノオ』の映像でわかる。いきなり流れたので驚いた...観たのに忘れてた💧

鑑賞日:2022/03/05


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