公開:2005、08、13
監督:ダンカン
脚本:ダンカン
出演:ダンカン、渡辺いっけい、高橋ひとみ、いしのようこ、山崎 一、温水洋一、保積ぺぺ、有薗芳記、山田能龍、水木薫、中村友也、川原真琴、柳生みゆ、石原圭人、波田野秀斗、戸島俊季、松川真之介
夏休み。全国から集まってきた7組の親子が河原でキャンプをしていた。ところが、7人の子供たちは一様に浮かない顔をしている。親たちのよそよそしい態度に違和感を覚えていたのだ。それもそのはず、彼らは常日頃子供に虐待を繰り返すなど問題を抱えた親ばかりだった。そしてこのキャンプは、そんな親たちが多額の報酬と引き替えに、子供たちの臓器を提供するための場となっていたのだ。無愛想な指導員、垣内が、親たちだけを集め一連の手はずを説明する。一方、何も知らされていない7人の子供たちも、このキャンプの異様さに気づき始め…。
ダンカン初監督作品。
すごいもんつくっちゃいましたね。見たかったのに地元では上映されてなかったので、やっと観れました。
夏休みの楽しい家族でのキャンプなのに、どこかおかしい。
子供たちは楽しんでいるのに、親たちはなんだか深刻そうだったりする。
実は、子供たちの臓器売買のためのキャンプだったのでした。
子供を提供する親がいるのか!と思うけどここにいた。
もともと虐待をしてたくらいで、あまり子供が可愛くないから報酬目当てで参加したわけですね。
ある女の子が川で転んでしまったら、親は異常な慌てぶり。
大した深さではないのに…
いつもは心配しないのに今回だけはとてもやさしい、というか腫れ物に触るような感じ。
ま、大事な身体ですからねぇ。
子供たちの食事には中に薬物が仕込んであったりしてコワイ。
どうやら内蔵のチェックらしい…ひゃーっ
人数が減れば報酬が増える。
そう聞かされた時、親たちの顔が変わった。
誰かが臓器を提供できないような状況になったとしたら・・・しかもここはキャンプ場。
崖から落ちて事故死でもしたら…とか考えてるんでしょうかね。
でも最後の晩餐から意外な展開になります。
ラストはあまりすっきりした終わり方ではないんですが、納得しちゃいました。
あるひとりの子の発言で意外にあっさりと事態が変わってしまったのはビックリ。
その後どうなるんだろう・・・やはり・・・そうだよねぇ。
指導員の垣内(ダンカン)が、無愛想で淡々としたセリフが不気味さを出してました。
あまりストーリーもずっと重い雰囲気で進んでいくわけではないのは良かったかもしれません。
でも途中の回想の虐待シーンも、身近にありそうなシーンでした。
どんなに虐待されても、よい子になろうとしているところが悲しい。
ママが好き、パパが好きという純粋な気持ちにちょっと切なくも思います。
ダンカンさん、次回作があるなら私は期待してます。
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