2020/03/06公開 日本 122分
監督:若松節朗
出演: 佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、緒形直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、斎藤工、富田靖子、佐野史郎、安田成美
奇跡は起きると、
信じたからこそ――
STORY:最大震度7の巨大地震が東日本を襲った直後、福島第一原子力発電所(イチエフ)は巨大津波によって全電源を喪失、1~3号機の原子炉と定期検査中だった4号機で通常の冷却機能を失う非常事態に見舞われる。それまで多くの日本人が信じていた原発の安全神話は一瞬にして崩壊し、このまま原子炉の冷却ができない状況が続けば、メルトダウン(炉心溶融)が現実となり、東京を含む東日本の広域に壊滅的な被害をもたらす危機が迫っていた... (allcinemaより)
門田隆将のノンフィクションを原作に、2011年3月11日の東日本大震災で未曽有の事故に見舞われた福島第一原発で最悪の事態を回避すべく原発内で戦い続けた50人の作業員たちの奮闘を描いたヒューマン・ドラマ。監督は『沈まぬ太陽』『空母いぶき』の若松節朗。
今年9年目となる3月11日を前に観てきました。
原発事故のニュース映像は未だに鮮明に記憶しています。隣の県での出来事なので他人事ではなく、最悪のシナリオとなっていたら栃木も高濃度汚染され住むことができなくなってたと思うと恐ろしいです。
冒頭の“2011年3月11日午後2時46分”の文字や津波の映像を見るだけでも息苦しくなってきます。のちに原発内では全電源が喪失し、冷却機能も失い、やがて原子炉建屋は次々に水素爆発を起こします。一般人の知らない事故の裏側を丁寧に描かれ、作業員の方々によって原発をそして日本を守ってくださったことに胸が熱くなりました。
地震発生時のアラーム音も放水するホースのシュルシュル音も本物だそう。映像も津波が建屋に流れ込むシーンや水素爆発するシーンなどかなりリアル。制御室のセットなどもぼ忠実に再現されているとのこと。そういったリアリティにこだわったからこその緊張感がありました。
それに引き換え、政府や本店の対応にはあきれるばかり...。本店は状況を把握できてないくせにあれこれ指図してくる、現場の意見を聞けよと言いたかった。総理大臣の描かれ方はちょっと違うかなという感じに思いましたが実際はどうなんでしょ。
あれから9年が経とうとしてますが忘れることがないように映画として描いてくれたのは良かったと思いますし、年齢問わず一度は観てほしい作品だと思います。ラストの桜並木が素晴らしく、実際の富岡町の桜並木だそう。
鑑賞日:2020/03/06
自分も佐野史郎さんが演じた首相の役柄に疑問を感じました。
実際の首相もあんな感じだったのかなと?
ラストの桜並木は美しかったですね。
最後に出てきた字幕は余計でしたが(汗)
当時の首相も鑑賞されたそうなのでどう感じられたのでしょうか。
桜並木は本当にきれいで、今頃はつぼみか咲き始めたでしょうか...実際に見てみたいです。