【HOLD-UP A L'ITALIENNE】 2008年TVM フランス 97分
監督:クロード=ミシェル・ローム
出演:アストリッド・ヴェイヨン、ブルーノ・ウォルコウィッチ、クラウディア・カルディナーレ、ジャック・ペラン、ベルナール・ロピ
捜査官の妻と強盗団の夫に訪れる最大の危機を描いた作品です。
妻・マリオンは弁護士、そして夫のリュックは不動産を経営。それは表向きで、実は妻は税関の捜査官、夫は強盗団のリーダー。お互い素性を隠して生活していたところ、ある事件をキッカケにお互いの正体がバレてしまい、さらに悪徳刑事にもバレて揺すられてしまう...
TVM作品ですがテンポも良くて面白かったです。捜査官と泥棒のカップル、妻が夫を追うという設定はドキドキ感があっていいですね。当然バレてしまうのですが、同じ屋根の下、ただならぬ雰囲気はワクワクしてきます(笑)。職業は違うけどフランス版『Mr.&Mrs.スミス』とでもいいましょうか。
強盗団による美術品強奪の手口が古くさいのに、警察がまんまと引っかかってしまうのがおマヌケ過ぎるー。清掃員に扮して入り込むなんて定番じゃないかー。
そんな強奪帰りにリュックが見たものは、美術館の護衛に来ていたマリオンだった。しかしそれを浮気と勘違いして本気で悩む姿に笑ってしまった。本当の職業を知らなかったから仕方ないんですけどね(笑)
逆に夫が自分の追いかけてる強盗団の一人だと知ってショッーーク。捕まえたいけど捕まってほしくない、仕事を取るか夫をとるかでパニック。そこで実の母親に相談しにいったら・・・あらあらなんと、母親は夫の父親と出来ていたー、、、。
ま、当然お互いの正体がバレてしまうのですが、そこに悪徳刑事が絡んでくるので面白くなってきます。ちょっとドタバタ感があって、騙すつもりが逆に騙されてとラストはすっきり気持ち良く終わってるので、気軽に観るには良いと思います。
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