【NUOVO CINEMA PARADISO】 1989/12/公開 イタリア/フランス PG12 175分分
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ、アニェーゼ・ナーノ、プペラ・マッジオ
シチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。そこで青春時代を過ごした映画監督サルヴァトーレが、当時、慕っていた映写技師アルフレードの訃報を聞き、故郷に帰ってくる。そして、少年時代、青年時代の思い出に浸っていたサルヴァトーレが受け取ったアルフレードの形見には、映画への愛とアルフレードの想いがぎっしり詰まっていた……。(allcinema ONLINEより)
「午前十時の映画祭」31週目になるはず、前倒しでDVDで観ました。初公開時に“この映画を見て泣けない人は、鬼と呼ばれても仕方ない!”と言われていたそうですが、とりあえず私は鬼ではなかったようです(笑)。うちの会社にいた人が最高の映画だ!!と言ってたんですよねぇ。この作品もトラブル?がありまして途中までしか観られなかったりしてやっとこさです。
私はが観たのは51分・約60カットを追加しちゃったという完全版のほう。この作品のファンの方には評判がよろしくないようですね。違いは青年期のサルヴァトーレと恋人のすれ違いあたりが追加されたようで、確かに恋愛的な部分はもっと短くしてくれてもよかったのにーと思う所があってちと長く感じる所はありました。
でも、初めて観たのがコチラだったので初公開版と比較することもなく観られたので、「ニューシネマパラダイス」という作品としては、とても素晴らしく感動いたしましたよ。映画への愛があふれていたし、トトとアルフレードの友情でもあり親子のような愛情、そして母親のトトへの愛情などなど、そしてラストシーン、ほんと泣けましたー。
最初にアルフレードが亡くなった知らせという所から始まって回想として描かれてるのが良いですね。だからアルフレードのお葬式があるあたりから、今までのことが思い出されてかなりグッとくるものがありました。最後にアルフレードからのプレゼントは最高でした。
少年期、青年期、オトナになったトト、それぞれ良かったです。そしてそれぞれの年代でのトトとアルフレードの関係はどれも印象深いものばかり。なんかね、もう本当の親子以上の絆がありましたね。こういうのに弱いのだ。
そういえば劇場の外にいる人たちのために、外の建物の壁に映写するシーンがありましたけど、逆になっちゃうけど『僕らのミライへ逆回転』でもラストシーンでありましたね。これが本家なんですね。
映画も良かったけど音楽もとっても素敵。作品の雰囲気にぴったりハマってました。しかし、どこかで聞き覚えが・・・と思ったら、ある日本の作品に流れる曲と全くと言っていいほど似てるのでした。しかも私にとって上位にくる作品。サントラまで持ってるのですがホント似てるのでビックリしました。
TOHOさんでは完全版じゃないほうらしいですね。これから上映されるので何としてでも観に行きたいような・・・。無理だったらDVDを探して観てみようか。もしかして、どちらを先に観たかで感じ方は違うのかもしれないのかも...。
少年時代のトトを演じたサルヴァトーレ・カシオは、仕事の傍らで短編映画を製作したりしているそう。トトそのままみたいでちょっと感動。
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