【POUR ELLE/ANYTHING FOR HER】 2010/02/27公開 フランス 96分
監督:フレッド・カヴァイエ
出演:ヴァンサン・ランドン、ダイアン・クルーガー、ランスロ・ロッシュ、オリヴィエ・マルシャル
守りたかった
命を懸けても──
平凡な国語教師が無実の罪で投獄された妻のためにすべてを捨てて脱獄させようとするというお話。
監督は、この作品がデビュー作となるフレッド・カヴァイエ。
まず最初に、妻がダイアン・クルーガーだったら、何が何でも取り戻そうと思うでしょ!!!
ダイアン・クルーガーの投獄される前と後の落差が凄い。冒頭での幸せいっぱいの姿から一変して、無実の罪、そして20年の禁固刑となり絶望した姿...でもやつれててもキレイでした。
全く真犯人には触れてない所がいまひとつスッキリしませんが、多くを語らなくても夫の気持ちはすごく伝わってきたし、どうやって妻を救い出すのかという点では丁寧に描かれてたし、なかなかスリリングな展開で良かったです。だけど気持ちはわかるけど夫の行動はあまり同意はできませんな。そのことで関係ない人たちが巻き込まれてしまったのはかわいそうでした。
妻を脱獄させようとする前に違ったやり方で何とかならなかったのかな。凶器となったモノがモノだけに指紋がついてたとしても、犯人にぶつかった時に被害者の血液が付着しちゃったとしてもそう簡単に犯人と断定されないと思うのですが...。それで20年はひどすぎる。
夫がちょっとくたびれた感じのおじさんなのがいいですね。カッコ良い感じのおじさんだと雰囲気がでなかったかも。平凡な国語教師が愛する者のために犯罪者になっていく過程は好みの展開でした。
脱獄のプロによると、脱獄するまでよりもした後のほうが過酷なんだそう。それに大金も必要だというアドバイス。
なるほど!! よしわかった!!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます