【MRS.HARRIS】
2005年TVM(スターチャンネルで放映)
製作国:アメリカ
監督:フィリス・ナジー
出演:アネット・ベニング、ベン・キングズレー、フランシス・フィッシャー、ローレンス・オドネル・Jr、クロリス・リーチマン
STORY:シングルマザーであり、名門校の校長でもあるジーンは、パーティで知り合った心臓外科医と恋に落ちる。ふたりは婚約を果たすが、次第に男は結婚に消極的な態度を見せるようになり…。 (レンタルサイトより)
実際の殺人事件を映像化したサスペンスということで観てみました。
緊張感がある展開を期待しましたが違ってます。
男女の恋愛はいろいろと難しいもんだ・・・
事件は冒頭で起きてしまい、その後はなぜこの事件が
起こってしまったのかということを裁判シーンと
友人たちの証言で細かく描いています。
いきなり最初で事件が起こっちゃったので緊張感なし。
しかしかつては結婚したくなるほど愛し合った2人なのに、
どうしてこんなことになってしまったのか
人間の心理状態の変化は興味深いものがあります。
ただ、淡々としているのでやや退屈気味になりましたね。
名門校の校長でもあるジーンには2人の息子がいて、
仕事も家庭も安定した生活だったのが、
ある医者と出会って恋に落ち、やがて転落していきます。
もともと精神的に不安定なようで出会った医者から処方した
薬をもらってたくらいなので、
劇中でも感情の起伏が激しいシーンもありました。
しかしこの医者も最初は彼女を愛してたのに
あまりにも嫉妬心が強すぎたのか
だんだん心が離れていってしまうんですが、
ほっとけないとばかりに遠回しに避けていたのもいけないですね。
だから彼の取る態度を見てるとジーンへの同情心も出てきますよ。
だって女性から見ると純粋に想ってる女性をもてあそんだようにも見えますしね。
あれだけ盛り上げといてそれはないだろうと・・・
彼女の精神状態を知ってて嫉妬心を煽るようなことしてるし、
正常な時にちゃんと別れ話をしとけばよかったのに。でも怖かったのかな。
劇中では“じつに間の悪い男だ”という言葉があるんですが、
ラストの郵便物を見てまさにその通り間が悪かったなと。
もう少し郵便物が早く届けば・・・違った方向に行ったかもしれませんね。
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