2015/09/12公開 日本 139分
監督:堤幸彦
出演:江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明、光石研、佐藤二朗
絶対、守り抜く――
Story:1995年夏、愛知県の錦重工業小牧工場から防衛庁へ納品する最新の設備を搭載したヘリコプターが、正体不明の人物によって奪われてしまう。やがて遠隔操作されたヘリは稼働中の高速増殖炉の上空でホバリングを開始し、テロリストが日本全国の原発停止を求める犯行声明を出す。さらに、ヘリ内に子供がいることがわかり... (シネマトゥディより)
原子力発電所を題材にした東野圭吾さんの同名小説を映画化した作品です。
監督は堤幸彦さんなので期待してました。冒頭からハラハラする展開で始まり、最後まで緊張感ある内容で、観終わった後にはいろいろ考えさせられることもあり見応えのある作品でした。
物語は1995年が舞台。原作も1995年に発表されたそうで、福島の原発事故が起こるずっと前に書かれてたとはすごい。あえて今、映画化されたことに意味があるように思います。
セリフのひとつひとつが今に見事に当てはまるものばかり...。お偉いさんに対しては思わず“事件は現場で起きてるんだよっ”と言いたくなりましたわ。映画としては面白く観られましたが、原発のあり方、政府のあり方、そして人として...考えさせられました。
日本映画でテロを描いた作品は数多くあるけれど、主人公たちが活躍するちょっとしたヒーローものが多いけれど、今回はそういうのとは違いましたね。
モッくんの熱演が良かった。訴えかけるものがありました。
劇中で地図に円を描くシーンはゾッとしましたが、自分の地域は外れてたのでホッとしたけど、いざ...となったら絶対に“安全”はないですもんね。
あと、犯人を必死に追いかけた若い刑事さんが印象に残りました。よく頑張ったなー...。
しかし、冒頭の少年たちがヘリに忍びこんで、それを知らずに遠隔操作されて稼働してしまう...ってそこはどうなの?とは思いました。最新鋭のヘリなのに子供がすぐに入れちゃうなんてーセキュリティ甘過ぎ。 ←そこはつっこんではいけない?
やはり日本映画は家族愛が前面に出てきちゃうのだな。それはそれで緊張感あるシーンもあったのでいいのですが、子供の救出に時間をさくよりも犯人がなぜ犯行を計画したのかをもうちょっと描いて欲しかったかも。犯人側にも共感できる部分もあったのでそのへんが物足りなかったかな。
とはいえ、救出シーンは本当にハラハラしましたけどね。
それにすべての原発を停止しなければヘリを落とす....燃料が切れるまで8時間というタイムリミットで緊張感がありました。ラストのヘリのオチはかなりドキドしましたよー。
犯人があんなことになったうえに誰もいないヘリになった時、撃ち落とすとかできなかったのかな? ほらダイナマイトでしたっけ?積んでるし、勢いよく爆破してくれたら粉々になって破片くらいなら建物は大丈夫だったのでは?なんて思いました ←ここもつっこんではいけない?
見応えあったというわりにツッコんでしまうところもありましたが、日本の映像技術もよくなりましたね。思ってたよりもリアルな映像でした。日本映画でよくこの題材で映画化できたなーと思いました。某関係者の方々も鑑賞されたのでしょうかね。
★★★★.2
鑑賞日:2015/09/22
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ちょっとツッコミどころでしたよね(苦笑)
あんなに簡単に入れちゃうの?と。
その後からは緊迫感の連続で、
とても見応えがありました♪
子供の救出シーンは手に汗握りっぱなしでしたよ。
ツッコミどころ満載の作品でしたが、アクションシーンから戦闘シーンまで盛り込んだスリリングで中身の濃い映画になっていましたね。
実写化不可能と言われていた作品が、このように実写化出来てしまうのだから、日本の映像技術の進歩も感じる作品でした(^^)
大事なお披露目の日なのに誰もいなくてのんびりしてるなーと^^;
でもその後は緊迫感ある展開で見応えあったので良かったです。
簡単に自動操縦解除してそう 笑
ハリウッドリメイクしないかな...
天空の蜂は確かに突っ込みどころ満載でしたが、それ以上にアクションが満載で見応えありましたよね!こういう感じでハリウッド並の映画が日本映画でも繁栄してほしいです★
お恥ずかしい内容ですが読んでいただいてうれしいです。
なかなか見応えある作品でしたね。
思ったよりもハラハラしましたしアクションシーンも多く映画としても楽しめましたが、考えさせられる所もありました。
日本映画もハリウッドに近づけるように頑張ってほしいですね。