公開:2009/11/14
製作国:日本
上映時間:134分
鑑賞日:2009/11/14
監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、伊原剛志、いしだあゆみ
これは“泣ける喜劇”か!? “笑える悲劇”か!?
STORY:無茶苦茶な父に捨てられ、幼少期に生き別れた兄・祐太(阿部サダヲ)と弟・祐介(瑛太)は、互いの顔も名前も知らずに成長する。祐太は、東京下町の商店街でハムカツが名物の店を切り盛りし、祐介はお笑い芸人として超売れっ子になっていた。そんなある日、祐太のもとに、初代店主の一人娘・徹子(竹内結子)が突然帰って来る。(シネマトゥディより)
ここ最近は邦画を観る機会が多くなりましたが、観たくても洋画が公開されないんじゃ(泣)
ってことで、マナームービーに影響されてつい、観てきました。
阿部サダヲが出演しているならば大げさなドタバタもの。全くそのとおりでして、この人の存在自体で笑ってきました。脚本はクドカンなのも観たい理由のひとつでもあります。相変わらず面白かったデス。
前半はドタバタした笑いを後半はちょっぴり感動もので、昔なつかし風の家族の絆が描かれてました。下町の商店街の雰囲気が良いな。今はああいう商店街が再開発などで減ってきてますしね。ただ、度が過ぎた親切は今の時代は禁物ですね。
阿部サダヲのハイテンションっぷりもすごいんですが、竹内結子さんの強気なとこも良いですね。コタツの上でのキックはマジ蹴りでしょ?と思うほどキマってました(笑)。昔はデブでブサイク、今はスリム美人の設定には無理があるけど。それと、いしだあゆみさんのとぼけたキャラで笑わせてもらいました。娘夫婦のキスを恨めしげに見てる姿コワッ、だけど笑えた。さすがですな。
よーく考えると父親に捨てられた兄、生き別れた弟、そして母親は事故死。何だかとっても普通な幼少時代ではあるんですけど、なーんかしんみりしないんですよね。母親が亡くなった理由が・・・ごめん笑った。父親もどこか憎めないし、伊原さん笑える。生き別れた弟・瑛太くんと塚本高史くんのコンビで芸人て・・・ありえね(笑)。
だけど実の母親に育てられた弟よりも、他人に育てられた兄の方が幸せだったとはちと複雑です。兄のいい人っぷりは好きでやってますと言ってても、やっぱりストレスは溜まるもんなんだなと。だけどそのストレス発散の正体には爆笑ものでしたわ。阿部サダヲという人は、なんでも起用に役をこなせる人ですねー。うざいところもあるけど好きー(笑)。
まさに“泣ける喜劇”または“笑える悲劇”・・・そのとおり。
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