うちの近所に、10年間で5回も入れ替わってる居抜きの店舗があります。
主人公 笛吹新は40歳、独身。
最初は、昭和の喫茶店。
いつ行っても貸切状態で落ち着くから、何度か利用させていただきました。
次が、居酒屋。
申し訳ないけど、開店から「長くない感」を醸し出していました。
誤字だらけの汚い字で、外壁にメニューとか店主の想いとか色々貼り付けてるのですが、雨に濡れて文字が滲んだり紙が破けて、見栄えが悪いこと悪いこと。
ある日「ボランティア募集!居酒屋ノウハウを学びたい人!」と、貼ってあったときは、
「ブラック通り越して、ただ働き募集って!?」と、驚きました。
その次も居酒屋。
この3店舗目は、一番長かったようです。
ガラス窓から中が一切見えなくて、主に常連さんで営業していたようでした。
で、また次も居酒屋。
まぁまぁ賑わっていたようですが、やはり外の貼り紙で私は「うーむ・・・」となってしまいました。
「バイトの〇〇ちゃん!本日ラスト出勤!✖️✖️大学◻︎◻︎部△年生」
こんなに個人情報出しちゃダメでしょ!
店内で撮った〇〇ちゃんの写真もベタベタ!
もしかしたら、〇〇ちゃんは店主の距離感が怖くなって辞めたんじゃ?と勘繰ってしまいました。
現在のお店ですが、また居酒屋さんのようです。
まだ開店して間もないけど、やはり「貼り紙系」で家族写真や結婚記念日まで開示されてて、少し心配している今日この頃です。
私は自分がお酒飲めないせいか、飲み屋さんの常連になることはないのですけど、居場所があるのはちょっといいなぁと思います。
漫画の世界で、実際にあったら行きたい店が3軒あるの。
めぞん一刻 「茶々丸」
凪のお暇 「スナックバブル」
その女、ジルバ 「OLD JACK & ROSE」
どの店も楽しそう!
特に「OLD JACK & ROSE」に行きたい!
「その女、ジルバ」
手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作です。
その女、ジルバ (1) (ビッグコミックス) 有間 しのぶ 小学館
主人公 笛吹新は40歳、独身。
5年前に閑職に回され、彼氏は別の人と結婚してしまいました。
この先の人生に不安な毎日を過ごしていたある日、「40歳以上募集」というバーの貼り紙を目にし、ホステスとして働く事となりました。
そこにいたのは、平均年齢70オーバー愛らしく温かくパワフルな高齢熟女達!
故人の初代ママ「ジルバ」はブラジルの移民準二世。
マスターもホステス達も戦争をくぐり抜け、それぞれの過去の話からジルバの人物像に迫っていき、新と彼女の周りもまた変化していきます。
ギャグタッチで描かれていくのですが、とても大切で語り継ぐべきテーマであり、胸に迫ってくるんです。
心に残るセリフもいっぱい!
「生き方なんて、どこでどう変えたっていいんだ」
「やり直すことも、取り戻すこともできないー取りこぼすばかりなのに」
「幸せなのは、良い人でも悪い人でもない、心が身軽な人よ」
泣いて笑ってほんわかして、読後は元気になれる傑作だと思います。
私また、ドラマ化のキャスティング考えてるもん(笑)
有間しのぶ先生は「本場ぢょしこうマニュアル」から好きです!
「まちの愛憎くん」「モンキーパトロール」「キラキラフィズ」「リバーサイドネイキッドブレッド」などなど、どれも面白い!
これから、モンパト読もう!
リヴァイちゃん(猫)撫でながら、夜食にチョココロネ食べちゃう!
サンキューテルヨ!
サンキューパセリ!