猫にケンカを売られました。
買い物から帰って来たら、バンマスのバイクの後ろに猫ちゃんがいたんです。
夜だから鮮明ではないけど、Mさんのおうちのベンガルちゃんのような模様が見えました。
このベンガルちゃん、ちっさいことは気にしないワカチコニャンコさん。
濡れたコンクリートでゴロゴロしたり、道路の真ん中で寝たりとあまりにもフリーダム。
見かけたら安全な場所に移したりしてたので、今日も気の向くままにやって来たのかなぁと、声を掛けました。
「ベンちゃん、遊びに来たの?」
いつもだったら伸びをしながらにゃーんとか言って、のそのそ寄って来てくれるのに、なんだか様子がおかしいのです。
「うううううううう…」
唸りながら暗闇からゆっくりと姿を現した猫は、似てる柄だけどベンちゃんではありません!
え?何?怒ってる?
めっちゃ毛が逆立ってる!
驚いて視線を外せずにいると、私の1メートルほど手前の位置で立ち止まり、シャーーーっと激しく威嚇されました。
あんなに小さい身体なのに、猛獣のような迫力でビビって固まる私。
今にも飛び掛かられそう!
やられる?
殺られる!!
怖い!!
このまま対峙してたら、攻撃されて大怪我するに違いない!
立ち去ろうにも、背中を見せることが恐ろしい!
ほんの数秒の間にぐるぐる考えて思わず、
「そ、そういうことしちゃ、いけないんだよおおおお!」と絶叫してしまいました。
何その小学生のモブ女子みたいな発言。「先生に言い付けるから!」みたいな。
すると凶暴な猫は、フンっと鼻を鳴らして去って行きました。
方法はアレだけど、丸く治って良かった良かった。
海外のニュースで、凶暴化した飼い猫に襲われて、逃げ込んだバスルームから警察を呼んだご夫婦がいましたよね。
見た目は可愛いのに、本当に恐ろしかった〜。
次にあの猫ちゃんに会う時は、穏やかでありますように。
私のことは格下だと思って、または無機物だと思って頂いて、どうかここは一つ。
サンキューテルヨ!
サンキューパセリ!