「薔薇はシュラバで生まれる」
この本、めーっちゃ面白かったです!
今のようなデジタル処理とかない時代、人気漫画家のアシスタントをしていた笹生那実先生が見たシュラバを描いています。
夏目房之介先生のツイートで知り、すぐに読みたくて電子版を購入しました。
どのエピソードも面白くて、一気読みしちゃいました。
美内すずえ先生、山岸涼子先生、三原順先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生・・・他にも沢山のレジェンド漫画家が登場します。
それぞれの絵柄に寄せて、先生方を描いていて嬉しくなることうけあいです!
『24年組』が好きな方には、特にオススメです♪
※24年組とは↓
最も感慨深かったのは、山岸涼子先生の「天人唐草」のエピソードです。
初めて読んだのは、16歳の頃でした。
それはもうショッキングで、狂気の世界でやっと解放された主人公・岡村響子に自己投影し、怖くて堪らなかったです。
この作品が発表されたのは1979年。
当時の少女達には、もっともっと衝撃だったことと思います。
それから、眠気覚ましの怪談!
「あの作品の、あのエピソードって、ここからだったのか〜!?」
まさに「点と線」に興奮しました。
しかし20歳そこそこの若さで、とんでもないクオリティーの作品を産み出し、雑誌の看板作家ってすごいことですね!
70年代の漫画を、いろいろ読み返したくなってきました!
まずは「はみだしっ子」から!
サンキューテルヨ!
サンキューパセリ!