我が家のリヴァイちゃん（猫）が家出していました！なんと40日間も！
今は無事に戻って、隣で寝息を立てています。
本当によかったです。
これからは気をつけます。不甲斐ない飼い主でごめんなさい。
うちの場合はひょっこり帰って来ましたが、同じような状況で胸を傷めている飼い主さんが他にも沢山いらっしゃると思います。
お辛いですよね。
見つかると信じているけど悪い方へ想像したり、一日中ぐるぐる考えてしまい何も手につかなくなって…。
めっちゃわかります！
私も先ずは、自宅から近いところを日が暮れるのを待って捜し回りました。
（昼間は隠れてしまうと思ったので）
捜索中に野良ちゃんに会ったら、「うちの子を見かけたら帰るように伝えてね」と心で話しかけました。なんか通じる気がして。
トイレの砂を家の前に撒いてみたり、ご近所さんに聞き込みもしました。
後は、ネットの掲示板に書き込みしたり、保護施設への問合せをしたり。
依頼には至りませんでしたが、猫探偵も調べました。
次は神頼みです。
近隣の神社仏閣全てに手を合わせに行ったし、内田百間（門に月の字）の「ノラや」でお馴染みの猫返しの和歌のおまじないもしました。
在原行平の「たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む」
この上の句を白紙に書いて、猫が使っているお皿の下に敷く。帰宅したら感謝し燃やすというもの。
（やり方は諸説あるそうで、お皿を伏せるとか、紙を壁に貼るとか、帰宅後は下の句を書き足して水に流すとかいうのも聞いたことがあります）
そんなこんなで、あっという間に時が過ぎ、生きてさえいてくれれば良いという気持ちになり、いよいよ覚悟しなければとなった時、昔実家のチビヲが迷子になった時のことを思い出しました。
あの時も夜な夜な探して探して、もう万策が尽きたと思ったのですが、どこからか立川にある猫返し神社のお話を聞いて、藁をも縋る思いで参拝に行ったのです。
ジャズピアニスト山下洋輔さんがエッセイで紹介されたこの神社、正式名称は阿豆佐味天神社にある蚕影神社といいます。
山下洋輔さんもある日飼い猫ちゃんがいなくなり、毎日探し回っていた時に、偶然通りかかった神社にお参りしたら、翌日猫ちゃんが帰って来たとのこと。
その後も数回迷子になったけれど、お参りしたら都度戻ったとか。
ありがたいことに、お参りした次の日に私もチビヲを見つけることができました！
300mほど離れた民家のガレージで保護できたのは、失踪９日目だったと思います。
この話には続きがあって、母の友人の猫ちゃんがいなくなった時に「立川は遠くて行けないので、お守りを貸してくれないか」と頼まれました。
もちろんどうぞとお貸ししたら、なんとすぐに帰って来たそうです！
すごい御利益！
そんな経験があるので、今回もお願いに行こうとは決めてました。
でも何だか、できるだけの努力をしてからの神頼みのがいいのじゃないかと思ってしまい、行くのが遅くなってしまいました。
久しぶりの阿豆佐味天神社。境内では撮影禁止なので外観を。
清々しい空気です。
優しい音量で、山下洋輔さんの曲が流れています。
お守りと御朱印を頂きました。
絵馬を納めると、沢山の猫ちゃん達へのメッセージがありました。
愛情に溢れていて、みんな最後の砦のようにここに来たんだなぁと思うと、涙が出ます。
「どうか迷子の猫ちゃん達がみんな、それぞれのお家に帰れますように」
そんな想いで帰路につきました。
数日が過ぎた明け方にうとうとしていると、「起きろ！帰ってきたぞ！」とバンマスが大声をあげたのです。
そこには、開け放していた窓からひょっこり入って来た愛猫の姿が！
目を細めてニャアと鳴いているではないですか！
少し痩せましたが、汚れてもおらず、元気にご飯を食べるので安心しました。
すごいです！猫返し神社！ありがとうございます！
お礼参りに行かなくては！
もし現在、大切な猫ちゃんが迷子になっている方は、是非訪れてみてください。
遠方で困難な方には、絵馬を郵送で受け付けてくださいますので、ご安心を！
本当にすごいご利益です。
↓JR立川駅からバスに乗ります。本数も多いので、帰りもさほど待ちませんでした。
猫返し神社 | 阿豆佐味天神社・立川水天宮
猫返し神社（命名者：ジャズピアニストの山下洋輔さん） 愛猫の無事や健康を祈りに多くの方がいらっしゃいます。境内社の蚕影神社（こかげじんじゃ）がその社で、蚕の天敵が...
阿豆佐味天神社・立川水天宮
無事の帰宅を心よりお祈りしております！
サンキューテルヨ！
サンキューパセリ！
