今日は市川市の浅野ふみ子県議とともに、県立磯辺高校と県立千葉西高校を訪問しました。先月行なった高校生宣伝でのシールアンケートに校則や学校施設、生理用品の設置について高校生に聞いた内容、要望も含めて寄せられたので、「生徒の声に寄り添い、問題について一緒に取り組みたい」、「高校生の声を学校側に伝え、学校設備の現状把握」を目的に訪問しました。
磯辺高校では現在、管理棟の来賓用と女子トイレの改修を行なっています。東日本大震災の際に排水管がズレて悪臭が出ているからとのこと。エアコンが設置されていない部屋に設置していくとなると電圧が足りないということも明らかになりました。また、液状化により浮き出た校内のマンホールがあり、生徒がつまづくこともあり、対応が求められること。体育館についても床の老朽化についても県に要望を出しています。
生理用品の設置についてはドライ化されたトイレの入り口の壁に、写真のように吊り下げてありました。利用方法や困ったことがあったら相談できるQRコードを読み取り入力できるフォームがあります。購買については朝までにパンを予約しておく方式とのことで、文具を扱うと別の業者を入れることになり、現在の購買では対応できないとのことでした。
磯辺高校に続いて、千葉西高校に伺いました。今年度40周年を迎えます。県内では築年数は短い方ですが、海に近く塩害があること、トイレが和式が多く、学校の評価では施設面の要望が多いと学校長がおっしゃっていました。バリアフリー化は昇降口のみ、更衣室は女子のみ2か所、購買は設計上スペースはあるものの設置しておらず自販機でのパン販売のみ行なっています。築後40年とはいえ、外壁がはく離している部分があり、すでに修繕依頼をしているとのことでした。
生徒さんから要望として出されていた夏場のベスト着用については、ブラウスだけだと透けてしまうといった防犯上の懸念があるということで実施している一方で、生徒の提案で土日の部活の際には体操服やジャージでの登下校を可能にしています。生徒の自主性を尊重していくことが必要ではないかと思いました。
生理用品については、磯辺高校とは違い、1階の2つの女子更衣室それぞれに箱に入っています。トイレには女子更衣室にあることをお知らせしています。参加された方から、小さなケースに入れてトイレの個室に設置している事例も示して、ぜひ個室に設置してほしいと要望も伝えました。
通学に際し、雨の日に新検見川駅でのバス待ちで遅れてしまった場合への対応をお聞きしたら、申請があれば遅刻扱いにはしないとのことでした。バスの件では海浜病院が移転されるとバス路線がどうなってしまうのかという不安が出されました。
トイレや更衣室の生理用品の確認は、校長など学校関係者が案内していただく中で、利用者が居ないことを確認した上で実施しました。
国もそうですが千葉県も特に教育費の予算があまりにも少ないことから、老朽化への対応も遅れに遅れ、県立高校から寄せられる要望に答えるための予算を千葉県は1億円追加したそうですが、要望に答える規模とはなっていません。
県の予算の使い方も根本から変えなければなりません。
両校とも関係者のみなさんに丁寧に対応していただき、学校の特色なども伝えていただきました。磯辺高校はヨット部もあったりスポーツ系の部活、千葉西高校は芸術系の部活が熱心に取り組まれている印象が伺えました。ご説明いただき、ありがとうございました。