
少し歩くと足がすぐ疲れる・痛いといった症状…
偏平足が原因であることが多いのです。
解剖学的に言うと偏平足とは…?
足の骨の一つである立方骨が下がって、足の縦アーチがなくなります。
さらに中足骨骨頭がつくっている横アーチも、つぶされた状態(開帳足)の事をいい…
あしのくぼみがなくなり、「ぺったんこ」の状態になっている事をいいます。

濡れた足で歩くと足裏にくぼみがないため、まるで「わらじ」で歩いたような足形ができてしまいます。
こういった人は歩くときに「バタン、バタン」とした感じになります。
しかし一般的に偏平足は治療されず、無視され、放置されているのが現状です。
この偏平足をこのままにしておくとどうなるのでしょうか…?

足のアーチはショック・アブソーバーの役目をしています。
これが機能しなければ、地面からの衝撃を直接に受けてしまうことになります。
足のアーチは、前脛骨筋・後脛骨筋・長短腓骨筋および足底にある多数の筋肉で支えられています。
何らかの理由で、これらの筋肉が力を失うと、アーチが支えられなくなり、消失してしまいます。

(足のトレーニング)
逆に、先にアーチがなくなるために、それらの筋肉が異常をきたすことがあります。
したがって、アーチがなくなることは、足の筋肉に負担がかかり、すぐに疲れやすくなってしまいます。

これらの筋肉(特に前脛骨筋)により足関節のサポートがなされていますが…
足首の支えが弱くなり、小さな段差でつまずいたり、転んだりしやすくなり、捻挫をする事もあります。
また足底の靭帯が伸びきった状態になるので、長時間立っていると足の裏がほてり、痛くなるのです。
