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○俳人・山頭火を考えるとき、実は、1970年代初頭から、約10年ごとに〈山頭火ブーム〉というものがあったようです。
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たとえば、管理社会に対する人々の拒否反応であったり、このままでいいのか、と立ち止まって物事を考える(=精神の放浪みたいな……)ときのその象徴が、里々を行乞(ぎょうこつ)しながら、なにも持たず(杖と編笠と捨鉢と頭陀袋のみ)に歩いて、句をつくってきた、山頭火の生き様に対して、「人間復権」「人間性回復」といったキーワードから読み解き、近づこうとしてきたのではないでしょうか。
あ、「行乞」というのは、家々の門前でお経を唱え、手にした鉢のなかに、米や野菜やあるいは小銭を恵んでもらうこと。
山頭火自身、自分のことを〈乞食坊主〉と呼んでいました……
○さて、前回、Twitterでやってきた〈山頭火書写〉の第一回目のお題(山頭火の句)を公開しましたら、「続きを……」という声がありましたので、しばらく、山頭火の句を紹介していきますね……よろしくです💬
↓↓第二回目の #山頭火書写 のお題です……
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