【紀州のドンファン殺人事件】須藤被告・野崎さんに対し怒りをあらわにする場面も
「死に方を考えてほしかった」須藤早貴被告(28)主張 “紀州のドンファン”には「目の前にいたら文句を言ってやりたい」
「もうちょっと、死に方を考えてほしかった。このタイミングで死ぬから私は何年も人殺し扱いだ」殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告(28)は、こう述べた。
社会の皆さま、こんにちは。
全日本カウンセラー協会の坂口由美です。
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた男性を殺害した罪に問われている元妻の被告人質問。“紀州のドン・ファン殺人公判”のなかで、須藤早貴被告(28)は、「死に方を考えてほしかった。このタイミングで死ぬから私は何年も人殺し扱いだ」と主張しました。“紀州のドンファン”には「目の前にいたら文句を言ってやりたい」と主張しました。
この一語に注目して、殺人事件を正しく取り扱う性格プロファイリングの方法(演繹思考)を実行したいと思います。
紀州のドン・ファン事件とはなにか?
紀州のドン・ファン事件は、2018年(平成30年)5月24日、和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社社長の野崎幸助(事件当時77歳)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件である。2021年(令和3年)4月28日に死亡時の妻(逮捕当時25歳)が殺人容疑で和歌山県警察に逮捕された。しかし、妻の犯行を証明する決定的な証拠(物的証拠)はなく、地元記者らは和歌山毒物カレー事件を引き合いに冤罪の可能性を指摘している。2024年5月時点で動機の詳細は不明である。
紀州のドン・ファンの妻、須藤早貴被告の動機はなにか?
老人からの性暴力を逃れるため。ただ、それだけのため。
では、なぜ、離婚に合意して家を出て行かなかったのか?
「全財産を田辺市にキフする」紀州のドン・ファンの遺言書の目的
妻の須藤早貴が離婚に合意しないので、感情的になって突発的に行動してしまった。癇癪を起して、ブチギレて書いたのである。
須藤早貴は、どのように覚醒剤を使用したのか?
元妻の証言は、男性が生前に覚醒剤を欲しており、氷砂糖を砕いた偽物を元妻に売ったという密売人の証言を踏まえ、男性の依頼で覚醒剤を入手して渡したあと、男性から「あれは使い物にならん。偽物や」と言われたと供述しています。すると、「偽物の覚醒剤」と「本物の覚醒剤」の二袋と水の入ったコップ二つを持って、須藤早貴は、二階に上がったのでしょう。ソファーに座り、夫婦で互いに覚醒剤を服用することで、「老人が射精できるための覚醒剤SEX」が可能になるわ、と口先で本心でないうわべだけの言葉で言いくるめたのです。
すなわち、本事件の被害者・野崎 幸助(事件当時77歳)には、「本物の覚醒剤」を、苦くて吐き出さないようにするために大量の水で飲ませたのです。しかし、野崎の元妻、須藤早貴(事件当時25歳)は、被害者の隣に座り、いっしょに「偽物の覚醒剤」を水で飲んだのです。
ですから、「社長から『あれ、使いもんにならん。ニセモンや。もうお前には頼まん』と言われました」という証言は、半分が本当のことで、半分が嘘です。ニセモノ、使いもんにならん薬を飲んだのは、須藤早貴自身ですから、自分には効果がなかったということを、言っているのです。
「死に方を考えてほしかった」「目の前にいたら文句を言ってやりたい」「このタイミングで死ぬから私は何年も人殺し扱いだ」聞いた人の心を揺さぶるすごいセリフです。松本清張の「疑惑」で「鬼塚球磨子」という特異な女性を演じた桃井かおりさんを彷彿とさせます。
何という強烈なキャラクターでしょうか。
この一言で「紀州のドン・ファン事件」とは、「紀州のドン・ファン覚醒剤殺人事件」と名づけることができます。「紀州のドン・ファン覚醒剤殺人事件」は、ドラマ化され、映画化されるでしょう。須藤早貴を演じる俳優さんは、女優さんならば、冨永愛さんでしょうか?もちろん、女優さんでなくても、演じられると思います。ジャニーズの男の子でも良い感じではないでしょうか?ヘアスタイルはスキンヘッドで、ヘアウィッグをいっぱい持っていて、気分で変化を楽しんでいる。帽子ではなくて、ヘアウィッグを取っ換え引っ換え選んでいる。ここが流行になるかもしれません。靴も華奢なハイヒールではなくて、男女共用の高級なおしゃれ靴。この靴も流行になるかもしれません。
「紀州のドン・ファン覚醒剤殺人事件」で、殺人罪などに問われた元妻、須藤早貴被告は、なぜ、離婚に合意して家を出て行かなかったのでしょうか?
「紀州のドン・ファン覚醒剤殺人事件」
なぜ、元妻は、あの日、離婚に合意しなかったのか?