千葉のホテルで女性従業員死亡 手首縛られ首を刃物で…強盗殺人 防カメに“目隠し”も 連続強盗との関連は
Psychiatric Assessment from the Perspective of Personality Profiling
ケーススタディ(case study) 事例研究とはなにか?
現実に起こった具体的事例を分析、検討し、その積み重ねによって帰納的に一般的な原理、法則を引き出す研究法のことである。
ここでお話ししていることは、左脳の仕組みに加えて、左脳と右脳をつなぐ脳梁、そしてパイプラインのように直結している前交連のしくみについて、です。この脳の仕組みをより明確にわかりやすくするために、ケーススタディ(case study) 事例研究を挙げてお話しましょう。
松田 美智子 (著)
松田 美智子 (著)
松田 美智子 (著)
ケーススタディ(case study) 事例研究
(著) 松田 美智子
著者の松田美智子は、 日本のノンフィクション作家、推理小説家で、俳優・松田 優作の最初の妻。優作と熊谷美由紀の不倫が原因で離婚。後妻となる熊谷美由紀が自宅に押し掛け、妻である松田美智子と一人娘のいる前で包丁振り回して手首を切るという常軌を逸した略奪婚をしたことが、このノンフィクションを書いた動機のひとつであると推察される。
殺人者は、キリスト教精神に則って創立された立教大学の外国語科目助教授の川添邦夫。その妻の喬子夫人は教え子だった。喬子夫人のプライドと不遇に、著者の松田美智子は、自身を重ねていた。そして、殺害されたのは、助教授の愛人である倉重侑子。
6年前に結婚した喬子夫人とふたりの娘という妻子がありながら、立教大学助教授の川添邦夫は、自分のゼミの教え子である女子大学院生の倉重侑子を愛人にし、4年間も関係を続けた。それだけでも、教授戦から振るい落とされる。充分スキャンダラスなことなのに、立教大学助教授による立教大学学院性の殺人事件にまで発展してしまったというのが、この事件。川添邦夫も、その妻の喬子夫人も、立教大学の教授になることを夢見て、立教大学の教授夫人になることだけしか念頭になかったというのに。
この殺人事件の追跡調査を始めた著者の松田美智子は、「助教授の川添邦夫を取り巻く人間関係」こそが、この事件を複雑にしていたことが判明する。良識あるはずの立教大学教員ら大人たちの思惑が絡み合い、鬼となって立ちふさがり、解決の方向へではなく、迷路へと導く作用をしていたのである。事件は過去のものだが、ここには、現代にも通用する教訓がある。どんな教訓なのかについては、読者の方に判断していただくのが一番でしょう、と示唆している。
川添邦夫は愛人である倉重侑子を殺害した経緯のすべてを、妻の喬子に告白した。喬子の反応は意外なものだった。「あなたは、やはり私のほうを選んだのね」自分が勝利者であるかのような言葉に、つくづく女の気持ちは複雑だと、川添邦夫は思った。夢を持続させる方法は、もはや残されていないのだろうか?いや、侑子は見つかりっこない。これは完全犯罪なんだと、煩悶する。彼の意に反して、妻の喬子の気持ちは決まっていた。すべては、川添邦夫と云う男の弱さ、身勝手さから生じた結末だった。彼がどんなに拒もうと、責任をとってもらわなければならない。そして、夫を憎むことによって、一つの強烈な意志が芽生えていた。川添の家系が続くのは許さない。凄まじいばかりの情念に囚われ、喬子は終末へ向かって走り出していた。
いまだに迷いが抜けていなかった川添邦夫は、遺書を遺し、一家の全員が飛び降り心中をした。
すなわち、
ケーススタディ(case study) 事例研究を教訓にするための
殺人事件を正しく取り扱うFBIの性格プロファイリングの方法
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