最近の点火プラグで「ロングリーチ」タイプがある。
冷却性能を高める他にも、弛み止め機能もあるのではと思う。
半年程で点火プラグを清掃し、取り付けると若干調子がよくなる為。
プリウスのアトキンソンICEは「燃費がよくなる~」で書いた以外にも
筒内の弱い「乱流」を強めることができれば燃焼がよくなるのでは?
通常ICEよりも高めの負圧、高地でのパワー低下は
吸入する空気量が低下し筒内流動の低下も一因なのではと思えてきた。
燃料噴射で筒内付着、未気化、低温、加速時・・補正を考えずに計算し易い数字で
インジェクタ1本 42ml /15sec (整備書から)
インジェクタ無効噴射時間 1msec
空燃比 1での空気量 8500倍 (書籍から)
42(ml)(cc) * 8500 / ( 15 * 1000)
~~~ ~~~ ~~~ ~~~~~~
噴射時間(秒) 燃料と空気体積比 秒間 秒をmsecへ
= 23.8(cc) /(msec)
~~~~~~
インジェクタ実噴射時間が1msecの時、空気は23.8(cc)必要。
O2、A/Fセンサにより排気ガスを検出し理論空燃比にしているから実際とは異なる。
今、インジェクタ噴射時間が6msecなら実噴射時間は1msec短い5ms。
5ms * 23.8cc ≒ 120cc が 1気筒に必要な空気量。
120cc * 4 ≒ 500cc が 4筒のICEに必要な空気量。
また、インジェクタ噴射時間が8.5msecなら実噴射時間は1msec短い7.5ms。
7.5ms * 23.8cc ≒ 180cc が 1気筒に必要な空気量。
180cc * 4 ≒ 720cc が 4筒のICEに必要な空気量。
この時にプリウスが最大トルクを発生させているとすると
膨張比は1.6~1.7程度? (圧縮比13.0と排気量から推測)
圧縮比は最大で 8~9?
点火進角と大きな膨張比、低回転域の損失低減がICE停止よりも高い燃費性能に寄与しているよう。
シリンダヘッド内の吸気管も、アトキンソン向けにすればどれだけ~となるかもしれない。
今年のモーターファンフェアは昨年と同じくMfiセミナーは開催されないのだろうか?