プリウス20系から30系になった時、排気量が2割増加した。
最高出力も向上したが、3500rpm程度以下のトルクが1500ccと
さほど変わりがなかった。
燃料噴射量が少ない燃焼では、同時に吸気量も少なくなり
点火進角を進められることが燃費向上の一因と思えた。
負圧は250~300mmHgと通常のガソリンエンジンに対して高目、
エンジン停止前には一瞬600mmHgほどに下がる。
ということは、プリウス1500ccアトキンソンエンジンは通常運転時は
一度排出したシリンダ内消炎層の排気ガスを再吸入し再燃焼させ
排気ガス浄化効果を高めていると見える。
クールドEGRを持つ同じ1500ccアトキンソンエンジンを搭載するアクアとは
気筒毎の排気管の形状、長さが違うこともあり、この当たりの運転条件は
違っているのだはろう。
燃料、燃焼状態、と何処まで点火進角を攻められるのか?
が一つの条件だと思った。