jazz, samba, bossa nova...

ボーカリスト・英会話講師 秋山祐吏美のブログです。https://linktr.ee/YurimiAkiyama

高橋源一郎さんの飛ぶ教室_無職本

2020-08-12 | 書籍・教材等の紹介
ラジオは高校生の頃からちょくちょくと聴いていました。
今は専ら車を運転する時に聴くくらいですが。

高橋源一郎さんは、NHKの“すっぴん”という番組でファンになりました。
すっぴんが終わってしまって、大好きなアナウンサーの藤井彩子さんの
お話ももう聞けないのかと淋しく思っていたら、たまたま夜の運転中、
この番組に出会いました。

あぁ、高橋源一郎さんのワールドだなぁと懐かしく感じつつ(笑)
番組の始まりも終わりも私にとってはすっぴんを彷彿させます(笑)

何より内容がとても興味深く面白い!

特に、8/7(金)放送の内容は
昔から自分自身もずっと感じている内容で
改めて考えさせられました。

聞き逃しサービスで再度聴いてしまったくらいです。
8/14までですが、是非多くの方に聴いて頂きたいです。
NHKラジオ らじる★らじる 聞き逃し

記事にもなっています!
読むらじる

この日のテーマは、“無職”(就職)についてのお話。
一コマ目は、源一郎さんおススメの一冊をテキストに、
本の内容を引用しながら
現代社会のひずみを分析し、生き抜くヒントを提言してくれます。
この日のテキストは、「無職本」

・“自称”ミュージシャン

・“無職”って始めるものなのかなぁ

等々、色々考えさせられます。

一コマ目の最後に、源一郎さんが話していたことがとても印象的でした。

『無職ってネガティブな言葉。
でも生きていく間には夏休みの期間が必要。
働くことは必要なんだけど、
生きるために働いているのか、働くために生きているのか
わからなくなってしまうと、自分を見失ってしまう。
時々自分を見つめなおす時間が必要。
あえてリセットする時が必要。
中には本当に一旦仕事を辞めてしまう人もいるかもしれない。
そしてまた戻っていく。
でもそれって今の社会ではなかなか難しい。
でもそれができる社会がいい社会なんじゃないかなと思う。』

↑ほんとにそうですよね。
社会もそう。学校だって、そういう期間があってもいい気がするのです。

例えば、飛び級は日本ではほぼ認められていないというか、
実際には不可能に近い。
そして、“飛び級”を考えるのなら、
もっと前向きな一年休学とかもあっていい気がするのです。

と同時に、“グローバル化”といって、
変に“英語”教育の在り方を捉えていたりする日本。
グローバルは英語力だけではないはず。
海外のことを学ぶだけではできない。
もっと、日本の伝統文化、音楽、政治、地域のこと、色んな事色んな事、
自分の生まれた国の良い部分も改善すべき部分も知って、
初めて世界を知ることができると思うのです。

日本のことを外国の人に説明できない日本人は多い気がします。

日本の教育の在り方、そして職業の捉え方、考え方、
今この時代だからこそ、
見つめ直していく必要があると
改めて強く感じました。

私もじっくりと手に取って読みたくなりました。

やっぱり本屋さんで手に取りたい!という方は。。。
『無色本』取り扱い店舗
コメント
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