大好きで、尊敬する
素晴らしいジャズシンガー
細川綾子さん。
2020年11月28日。
綾子さんとずっと共演されてこられた
素晴らしいピアニスト・青木弘武さんの投稿で、訃報を知りました。
綾子さんの歌声を家でも聴きたくて。
綾子さんを一番最初に聴いたのは
もう随分と前のこと。
音楽の師匠であり、
尊敬するジャズピアニストの
納谷嘉彦さんから綾子さんの話を聞いて、
お二人が共演されるライブを
jazz inn LOVELYに聴きに行きました。
お二人が共演されるライブを
jazz inn LOVELYに聴きに行きました。
どこまでも丁寧で
軽やかにスイングして
それでいてキュートで
心にすーっと入ってくる
綾子さんの歌
一瞬で大ファンになりました。
そして、初めてお会いした際に
綾子さんから頂いた言葉
『(何もアドバイスなんてないけれど)
メロディを大切にね。
せっかく言葉を、英語を歌うのだから、発音も大事にね。それだけよ。』
これは私にとって、ある意味“原点”とも言える
とても大切な想い出です。
↑The Wizでのライブの後に。
↑弘武さんも一緒に。
普段はサンフランシスコに在住の綾子さん。
日本には、大抵春と秋の年に二回帰ってこられて、
各地でライブをされていました。
各地でライブをされていました。
綾子さんが名古屋に来られる際には
私もほぼ毎回聴きに行っていました。
これは何年前だろう。
偶然の並び順でしたが、ベースの北川さんが
綾子さんの肩もみをするアクションをされたら、
師匠・納谷さんが、畏れ多くも私にそのアクションを!(笑)
緊張しました~
ぼやけてしまったこの写真ですが、
綾子さんはじめ大先輩方と一緒に写っている
贅沢で、とても大切な一枚です。
そして、今私が出演させて頂いている
jazz inn LOVELY。
この最初のきっかけを作ってくださったのが、
実は綾子さんなんです。
綾子さんのライブをLOVELYに聴きにいった何度目かの時。
ライブ終了後に、綾子さんが
私の歌を聴いてみたいわ、と言ってくださって、
納谷さんがピアノを弾いてくださいました。
お店の方もマイクを用意してくださいました。
歌った曲は覚えていますが、
とにかく緊張していて、自分の歌がどんなものだったかは
記憶にあまりありません。
それをきっかけに、
師匠のライブなどでも飛び入りで歌わせて頂いたり、
学生時代からの憧れであったLOVELYとのご縁を頂いたのです。
また、綾子さんが来日された際に、
一度だけ、レッスンを受けさせて頂きました。
綾子さんご自身は、レッスンはできないけれど、
何かアドバイスならできるかもしれないわ、と
引き受けて下さいました。
とても貴重な経験でした。
綾子さんの歌を聴きにいくと、
私はいつも泣けてきてしまうのですが、、
それは例えば、ボーカルが入っての1曲目。
軽快なスウィングナンバーの
歌いだしの第一声であったり。
言葉もメロディも
ここまで丁寧に響いてくる
バラードのナンバーであったり。
心にすーっと、じゅわっと
沁みて、そして気が付くと
涙が溢れてきている、そんな感じなんです。
そして、その時その時に自分の中に
自分の歌へのもやもやがあっても、
いつも一番大事なことを
綾子さんの歌から感じていました。
綾子さんの歌をもう生で聴くことができないなんて
もうお会いすることが叶わないなんて
未だに信じられません。
淋しいです、綾子さん。
綾子さんには、
ただ、ただ、感謝しかありません。
綾子さんに頂いたお言葉一つ一つ、
綾子さんの歌から学んだことを
これからも大切に、
大事に
私も歌っていきます。
綾子さん、そちらでお元気にされていますか?
We'll meet again!
till then...