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本紹介29「スピン」

2020-12-15 14:04:00 | 日記
バスジャックを通して世間に訴えかける少年たちのお話。少年たちと世の中に不満を抱く主人公の座標が交わる時、大切な何かがそこに生まれる。
ネットの功罪と少年たちの未熟な葛藤がテーマのヒューマンストーリー。

『スピン (角川文庫)』の感想

心にトラウマを抱えた少年たちが、バスジャックを起こし、世間に訴えかけるくだり、一所に同乗したキャラがそれに対し思いを馳せるくだりは一貫性があり面白かったが、最後の陰謀論オチはなんだか釈然としなかった。少年たちの幼さが助長された構図と捉えれば納得がいくが、それまでの過程に価値を見出していた私はそれが否定されたようで納得がいかなかった。

『スピン (角川文庫)』 山田悠介 #ブクログ
https://booklog.jp/item/1/4043792093


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