みみのお座敷 続編

芸術関連中心に新たに続編を作りました。
出没地=後楽園、高崎、西日暮里

舞台版「水戸黄門」

2014-11-08 20:37:03 | 舞台放映

黄門:佐野浅夫   助さん:あおい輝彦   格さん:伊吹吾郎   お銀:由美かおる   飛猿:野村将希   寛坊:西尾塁  小矢太:石野太呂字  百合:中野みゆき

93年7月。TBSで生中継で放送してました。途中から見ましたが、当時TVでも同時進行で放送していたため、話がかぶる所がありました。寛坊・小矢太・百合はTVでもゲスト出演で忍者的存在、旅について回ってました。寛坊役の西尾くんは確か当時小学5年。すごく可愛かったです。旅で一行と別れるシーンが最後でした。「いよいよお別れだね」と前向きに言いますがそれもなかなか良かったです。あのころ可愛くて穢れのない役だったのに、00年の水戸黄門ではすっかり成長してチンピラの役で助さんたちに追っ払われてたっけ(笑)。完全生中継だったので、録画より新鮮に伝わってきました。


カナダロイヤルウィニペグバレエ団「魔笛」

2014-11-08 20:34:13 | 舞台放映
モーツアルトの歌劇をバレエ化アレンジしたもの。2006年9月8日放送。一時間弱。実際はもっと長いと思いますが、TV用に編集されたみたいです。

タミーノ:ジョニーライト

パミーナ:シンディ マリー スモール

サラストロ:ジェン グオチェン

夜の女王:タラバー トウィッスル

パパゲーノ:へスス コラレス

パパゲーナ:サラマーフィ ダイソン

モノスタトス:ドミートリ ドフゴゼルツ


高貴なタミーノが別世界に迷い込み、三人の夜の女にもてあそばれているシーンから始る。まず、机に一人でお酒を飲みながらビデオモニターをつけ、出演者が一人一人紹介されるという演出も素敵でした。 全部横文字で配役名とダンサー名が表示されるのですが、例えばpapagenoのようにそのまま英語で表示される6人に対し、夜の女王に至ってはQueen  of  the  night と配役が表示。これはかっこいい。もし私が名前だけキャスティングされるとしたら、これがいいな(#^^#)

ビデオモニターといっても、舞台上はあっちとこっちに別れているだけであって、本当は映像ではない。そこから三人の女がスクリーンの箱から飛び出してきてタミーノに近寄るから。

パパゲーノ役のへススが終盤近くで一人踊るところのダンスが『ユタと不思議な仲間たち』の体力作りのシーンでユタがたくましくなっていく過程のダンスと同じのが2つあった。振付担当の加藤敬二さんが以前、振付を考える時、バレエや太極拳を参考に取り入れていると何かに書かれていましたが、ユタの場合、もしかしてこの作品から参考にされたのかしら。そのくらいこのバレエがユタダンスに似てました。

パパゲーナ役のサラマーフィさん、170以上ありそうなスラッと背が高い女性、赤いレオタードに身を包み、ツインテールがよく似合ってます。多分年齢は20代~30代な感じで大人っぽいけど、あの髪型似合いすぎ。ツインテールはよく小さな女の子が結っていますが、細く長身な人にもバランスよい髪型ですね。大きくて舞台映えするので、ラストの祝福ダンスで中央で回転する姿も1番輝いてます。ニコニコしてるしGOOD! 役柄ではパパゲーノと恋人で、パパゲーノがちょっとでも他の女性に気を許したり近づいたりすると、ふくれっつらをしていましたが、それまた可愛い(^^)。最後の最後で、他の女性と手を組んだパパゲーノの前に立ってふくれ、すぐに自分の所へ取り戻して笑顔で幕を閉じるのがまたいいです。ラストの祝福ダンスは、太陽の王 サラストロと疎遠だった妻 夜の女王の愛を祝って皆が囲み、紙ふぶきを散りばめながら綺麗に丸くなって踊ります。そして、皆が男女二人づつ手を組んで下手(映像だと後ろ側になってるけど、実際見たら下手じゃないかな)に去っていくのが本当に薔薇色(変な表現だけど、そう思うので)な感じでとってもいい! 日本の公演では全て違うバレエ団が演じたりしてるようだから他でも観たいし、このキャストで今度は生で鑑賞したいです。

このあと、プッチーニの歌劇『トスカ』を放送してたので録画しましたが、字幕が殆ど見えない。眼が悪いせいか、映像が汚い(こっちが原因ならいいけど)のか…字幕わからない=ストーリーわからず楽しめないのでしばらく見ないかも(^^”)


音楽劇「詩人の恋」

2014-11-08 20:32:37 | 舞台放映
教授:加藤健一

ホフマン:畠中洋


2006年版。二人芝居でした。レッスン風景が殆ど。繰り返し演奏されるメロディが素敵。遠い昔を懐かしんでいるんだよ、という教授の言葉に共感。教授がピアノを弾き、ホフマンが歌っているのですが、ネクタイをしめてカチカチのホフマンに外してリラックスするよう指示する教授。ホフマンはネクタイをすると生きている感じが味わえるという。なるほど~歌のレッスン時にはコチコチ固まっているのは良くないが、ネクタイ一本で生きている感じを味わえるホフマンてユニークで何か素敵。畠中さん、初めのうちは演出でわざと「喉」で歌っていて、ふざけた光景に見えましたが、終盤で綺麗なテノールボイスが素敵。

音楽家について語る教授の台詞で「偉大な作曲家を生み出す国(オーストリア、ウイーンなど)は戦争により侵略をうけている、それに対し、イギリスや日本は侵略された経験ないから偉大な作曲家が出ていない」というのがある。音楽家と戦争歴史のつながりに深い関係があるんですね。 

畠中ホフマンに向かって「君はアメリカ人だから…」と話し掛けるときがありますが、どう見ても畠中さん日本人だからちょっとこれには違和感感じちゃった(^^;) 畠中さんがピアノを弾くシーンは、微妙に手が合ってない。

いくつか音楽が演奏されるのでその部分をダビング編集しようと思いましたが、何かこのまま記録して台本に残したくなってしまった作品でした(^^)


「ジョン万次郎の夢」

2014-11-08 20:31:15 | 舞台放映
万次郎・・・・石井雅登
伝蔵親方/親藩藩主・・・・遊佐真一
重助/老中・・・・内海雅智
寅右衛門/幕臣・・・・高橋辰也
五右衛門/福沢諭吉・・・・岸 佳宏
ホイットフィールド船長/島津斉彬・・・・柳瀬大輔
アリー・・・・手島 梓
ポリー・・・・宇垣あかね
キン・・・・関根麻帆
ギン・・・・木村仁美

アリー・ポリー、キン・ギンで幕開けです。今までは一人か二人で司会解説のような感じでしたが4人いるのも面白いです。ファミミュー放映はいつも最後にキャストが流れるので、船長が柳瀬さんか吉原さんかどちらなのか楽しみでした。島に着いた万次郎たちが大船を発見し、、船長が出てくるときはドキドキしました、柳瀬さんでしたね(^^) 英語が全く伝わらず、頓珍漢な解釈をする日本人たちが面白かったです。

「HOW DO YOU DO?」→「ハイドウドウ」

「NICE TO MEET YOU」→「内密」⇒これで挨拶交わしてるの、客席が大爆笑ですね。

「WHAT’S YOUR NAME?」→「ねーむくない」

○石井さん:初めて見る役者さんです。和の着物の時は可愛かった。終盤になり年月も経つごとに大人になっていました。

○柳瀬さん:カッコイイ性格もいい船長・アメリカパパです。あんな「父」なら安心して異国でも生活できそう。

○丹下さん:1幕終盤までアメリカ人だったのが2幕冒頭では日本の殿様になっていました(^^)。結構いろんな役をこなしてましたね。アンサンブルのトップに名前があるし、台詞も多かったです。ああいう声してるんですね、丹下さん。LKのワンバイワンで近くで歌声が聞こえてきたけど、完全ソロだとまた違う感じでした。

これまで観たファミミューでは、人間と人間で無いもの(鬼とか魔女とか)もみな同じ命あるものというテーマでしたが、ジョン万も、どの国の人も差別ない人間で、心開いて生きていこうといったことを言っています。

1幕閉じたとき、トイレに行こうと思ったらすぐに2幕が(^^;)つい生観劇のクセが(^^;)



「ぬけがら」

2014-11-08 20:27:42 | 舞台放映
<キャスト>

鈴木卓也:若松泰弘
鈴木卓二郎(父1   84歳):飯沼慧
       (父2   60代):鵜澤秀行
       (父3   50代):関輝雄
       (父4   40代):高橋克明
       (父5   30代):佐藤淳
       (父6   20代):柳橋朋典 
鈴木美津子(妻):山本郁子
田中久恵:太田志津香

冒頭は最後のシーンから始まる。ええ、李香蘭みたいな感じで最後になって最初と同じシーンが来る芝居です。卵牛乳を作って飲む卓也だけど、飲み方が最初と最後でちょっと違ったような^^;
卓也の母親は心臓病で死んだ設定。キャストでもわかるように、父が6人、というか同一人物なんだけど、年齢によって別の役者が演じています。6日間に分けて、一日ごとに○歳代の父親と会話。最初(第一日目)は84歳の1番歳の父親から始まり、遡って(いわゆる回想)若くなっていく。84歳のこの父親はボケていて、同じことを何度も息子問う。妻が死んだかもわかっていない。息子が「心臓病でいついつ死んだ」と言っても、少し経つと同じ質問をする。 ボケているというのは厄介だが、コントのように会話が繰り広げられてて良い。  60代の父はやや呆けてる。50代の父は胃が悪い。  卓也(息子)は何歳の設定だか知らないが、息子自身はずっとその年齢でいろんな代の父親と語る。だから40代~20代の父親というのは面影がない、もしくは生まれてない状況で実は知らない頃だから困惑している。
最後に6人の父と卓也がそうめんを食べるシーンでは、84の父が20代の父と違った考え方なので、20代が「これが俺の将来か。嫌だな。いつからそうなっちゃうんだろ?」と不満漏らしたら、40代の父が「俺からだな」の会話が凄く面白かった。みんな同一人だから。。でも考え方の違いと言うものは年齢を重ねるうちに変わったりするのはよくありますね。正反対になったりもするから不思議ではない光景。
むしろ容姿が面白い。20代の父はかなりのイケメンなんだけど、30代は少しお笑い系。40代の父は半ヤんキーっぽいし、50代からは本当に別人。60年の差は大きいけど、10年であんな違うものか(笑)。
父親が退場するときは6人が年長順に並び、退場していく演出も面白かった。
この作品、昨年見た舞台放映の中では一番良かったかも。 卓也の妻(愛想つかして出て行った設定)や、女セールスマンが出てきましたが、あまり女性陣のシーンは印象に残っていません。
一人何役をやるのはよく見るけど、一役を複数でというのは又面白くて新鮮でした。こういった系列の芝居あったらまた見たいなあ