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読了しました。
あやかしの少女と人間の少年の、お互いの家族をめぐる物語。
今回は「#RTした人の小説を読みに行く」企画による読書です。
颯(はやて)はまだ霊力の弱いあやかしの少女。
彼女は母と慕う女性、宮の母の婚儀に参加するがかえって邪魔をしてしまう。
ある日、颯はあやかしの世界に起きる謎の擾乱、狭間に巻き込まれる。
そこで颯は人間の少年、慶太と出会う。
慶太は心に傷を抱えており……
かなり粗削りです。
ですが著者の思い入れが伝わる物語です。
あやかしの少女、颯が出会った人間の少年、慶太は心に傷を負っていました。
それは慶太の母の再婚にかかわることでした。
颯は、そんな慶太の問題にかかわることで、彼の心を開き、さらに自分が母と慕う宮の母への本当の想いに気づきます。
颯や慶太の心の動きが丹念に描かれていて、中盤以降は一気に読めました。
ですが、中盤まではなかなか読み進めなくて苦労しました。
それから、著者は京都にかなりお詳しいのでしょうか。
街の描写が細やかです。
かなり粗削りですが、著者の将来に期待を持たせる作品だと思いました。
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