ゆうくんの徒然日記 

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祝来日。King Crimson (2015年12月10日)

2015年12月11日 10時57分12秒 | 音楽

いよいよ待ちに待ったクリムゾン。84年以外は、全部見ているはずですが、印象に残ったのは、81年の浅草初来日だけ。それも、内容が良かったからではなく、初めてのクリムゾンだからということ。Indisciplineの演奏は、Brufordが良かったし。でも、どうしても、Adrian Belewの動きと声になじめず、クリムゾンから遠ざかっていたっけ。アルバムは買うし、liveも行くけど、全然、曲も覚えてないし。今回も、Redまでの曲をやるというので、期待はそこにあるだけ。それ以降の曲をやっても、わからないだろうなぁ。

会場は、オーチャードホールなので、渋谷だけれども、周辺は、静かな場所。

まだ、静かなもんです。18時ちょっと前についたので、まばらでしたが、当日券に並んでいる人もいました。すこしすると、マーチャンを買うために、早く入りたい人が並びだしました。私は、パンフやマーチャンは、大事にしない人なので、買わない主義です。ほんとは、ほしいんですけど…

入り口には、前評判通り、撮影、録音等の禁止について、英語と日本語で表記されています。会場内も、係員が厳しくチェック、撮ろうとしている人のカメラの前に手を出し、遮ったりしていました。ステージにも、同様の掲示板がありました。パリでは、ストロボが光ったことで、メンバーが退場し、中止になったという話です。開演前にも、いよいよというところでアナウンス。始まるかと思ったら、英語のアナウンス。しつこいくらいです。しかし、アンコールのときに、トニーがスマホを手にしたときだけ、撮影がOKという、面白いことをやってくれました。

いよいよ、開始。Peaceは、いいんですが、そのあと、いきなり知らない曲。Level Fiveまで、ノンストップ。知らないけれど、のめりこむような演奏。すごいの一言。そのあとには、Epitaph。唐突に始まると、少し違和感が。あまりにもすごい演奏の後に、この曲かという感じ。メロトロンじゃないせいもあるけれど、もっと、強烈なメロトロンの波が聞きたかったかなぁ。しかし、ロックのliveとはいえ、音は、耳をつんざくということなく、制御された聴きやすい音。ドラムの音が、乾いた生音のように、PAからも聞こえてくる。そして、フリップの音は、小さめ。これって、いつものことのような気がする。バンド・マスターみたいな位置づけですかね。このあとも、知らない曲もあるけれど、驚くようなすごい演奏の連続。観客もクラシックのコンサートのように、静かに聴き入り、終わると拍手。一度、liveで聴いてみたかったThe LettersとSailor's Taleは、感動もの。ここから先は、一歩間違えれば、懐メロなんだけれども、そうはならないところが、クリムゾン。ドラム3人というところが、大きな要因なのだろう。これが、フリップによるクリムゾンの完成形なのでしょうか。ただ、きっと、スタジオアルバムやライブアルバム、ライブ映像では、この迫力は伝わらないだろうし、ドラム3人の存在価値はわからないと思う。それくらい、生のインパクトを感じるliveだった。Starlessでの感動もさることながら、アンコールで、Larks' Tongues in Aspic, Part Oneを聴けたのもラッキー。ここでは、メルのソロで、君が代が。各国で、国歌を演奏しているらしい。今回のラストは、21st Century Schizoid Man。ドラムソロも挟んで、やっぱりこの曲だよねって感じ。アンコールも含めて、ちょうど2時間。毎回、演奏曲目が違うにもかかわらず、2時間で終わらせるというのも、スゴ技ですねぇ。15,000円というのは、高い気もしたが、それに見合うliveでした。ただ、次に同じliveで来ることはしないでほしい。クリムゾンじゃなくなってしまうから。

当日のセットリスト

Walk On: Monk Morph Chamber Music
Peace - An End
Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind) I
Meltdown
Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind) II
Level Five
Epitaph
Banshee Legs Bell Hassle
One More Red Nightmare
VROOOM
Easy Money
Hell Hounds of Krim
Suitable Grounds for the Blues
The Letters
Sailor's Tale
The Court of the Crimson King
Starless
Encore:
Larks' Tongues in Aspic, Part One
21st Century Schizoid Man

下は、アンコールで登場した時の写真です ブレブレ~

ブルー背景は、アンコール終了後の退場前の写真。

 動画も撮れましたが、興奮していて、ブレブレです。

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