ナイル川の中にあるフィラエ島のイシス神殿。ボートで10分ほどですが、ここでも、ボートの数は多数あるものの、観光客減で、実際に動いているのは3割ほどだそうです。
とはいえ、朝早くから、観光客は多く、それぞれボートに乗り込みます。一艘あたり、20~30人程度乗り込めます。イシス神殿は、アスワンハイダム建設にあたり、水没してしまうため、あたらに島をつくり、移設したということです。そのため、フィラエ島ではありませんが、形まで、フィラエ島に似せて、作り変えたとか。
ボートは、それなりの大きさなのと、川なので波もなく、乗り心地はよく、気持ちがよかったです。
目指すイシス神殿の反対側には、遠くではありますが、アスワンハイダムが見えます。望遠で撮ったので、大きく見えますが、肉眼では、かなり小さかったです。
ボートに乗っていると、間もなく、イシス神殿が見えてきました。
ボートから見えるのは、神殿の裏側のほうが見えますが、移設したとは思えない大きさです。
ボートを降りたところから、歩いていくと、長い列柱廊が見えます。
長い、長い。レリーフがきれいですが、どのように移設してきたんでしょうか?
第一塔門の入り口ですが、大きすぎて、前のほうから撮ると、このくらいしか収まりません。
第一塔門左側の上のほうです。
第一塔門左側 誕生殿入口ですが、入口左手の下は敵を倒すプトレマイオス12世です。
どこの建物を見ても、エジプト神話の素になっているものが掘られており、長いストーリーになっているようです。ガイドさんの説明を聴くだけでも、盛りだくさんですが、すべてのストーリーを理解するのは困難ですね。神とはいえ、争いは絶えなかったようで、結局は人間だったということでしょうか。
左から、オシリス神・イシス女神・ホルス神かな?
ローマ帝国時代のトラヤヌス帝のキオスク。船着場の側の休息所なのだそうです。未完成だそうです。他にも、この島には、ハトホル神殿、トラヤヌス帝のキオスクがあるそうです。
2016年12月 エジプト(06) イシス神殿