今回は、高足ガニを食べたい一心で、参加したバスツアーです。西伊豆に高足ガニを食べさせてくれるお宿がありましたが、改装するそうで、この冬は宿泊できなくなりましたので、こちらに参加することにしました。高足ガニは、あまり食べられる地域やお宿がないんですよね。
こちらのお店は、南伊豆にある「郷土割烹 伊豆の味 おか田」さんです。この日は、バスツアーで40人程度の参加ということもあり、お店には、一般のお客さんはいませんでした。高足ガニのツアーは、ひと冬で数回しかありませんが、人気のようです。なぜならば、高足ガニが、あまりとれないそうで、このお店で仕入れているのも、調査用にとっているものを買い入れているとのことでした。そのせいもあり、お昼ころに、水揚げされた新鮮なカニです。ツアーだと、大きさをそろえるのも難しいようです。
すぐそばには、コンビニと海鮮料理のお店があります。街中というよりは、静かな場所です。
高足ガニ以外にも、いろいろなメニューがあるようです。
広い駐車場に、お店は、平屋の大きなお店です。
入り口には、高足ガニの甲羅がありました。記念に持ち帰ってもいいそうです。
玄関を入るとすぐ、高足ガニがたくさん水槽にはいっています。
こちらを見ただけでも、大興奮。これが、食べられるんです。
他のカニに比べて、あまりおいしくないという話もありますが、待ちきれない気持ちになってきます。実際は、水槽に入っているものは、味が落ちてしまうそうです。私たちが食べるのは、昼頃に水揚げされて、そのまま、調理しているので、こちらよりも、美味しいという話でした。待っている間に、お店の方が、調理された高足ガニをいそいそとテーブルに持っていく姿を拝見できました。
席につくと、遠目に見た調理済のカニが置いてあります。その大きさには驚くばかり。
食べる前に、何枚の写真を撮ったことか。コース料理ですが、まずは、カニを食べてから、ほかのものを食べてくださいと言われました。なぜならば、高足ガニを食べに来たのに、お腹いっぱいになってしまったら、困るので(笑)
脚を伸ばすと、80㎝を超える長さの特大だそうです。水槽のカニよりも大きいということです。
甲羅を外したところです。甲羅についているカニ味噌は、カニを付けて食べるたれ味噌になっています。
お店の方から、カニのむき身の食べ方を教えていただき、さてと。
その前に、甲羅と顔の大きさ比べ。
顔の大きさと変わらないくらいの、甲羅。
カニの脚から、すぽっと抜いて、むき身をいただきます。
想像以上に、食べ応えがあり、美味しい。高足ガニは、茹でると水っぽくなるので、蒸しているそうです。食感は、プリプリっとしていて、太い海老のような感じでしょうか。全然、水っぽくありません。
こちらが、カニ味噌。濃厚ですが、カニ酢ではなく、カニ味噌で食べるのが美味しいということで、たっぷりとつけて食べます。足りなければ、いくらでも足してくれるというサービスの良さ。カニを食べるときは、無口になるということを、よく言いますが、この日は、大きさに驚き、そして、食べやすいカニなので、みんなワイワイと楽しく食べています。向くのが苦手な人のためには、お店の方が剥いてくれていました。
カニなので、当然日本酒。お店の銘柄の冷酒をいただきました。カニ味噌をつけて食べるカニには、日本酒がぴったりです。
カニに一生懸命で、横に追いやられていた、ほかのお料理。
伊豆の珍味三種。どんな味か忘れました(笑)
酢のものは、高足ガニと明日葉和え物。明日葉の歯ごたえとさっぱりしたお酢の味が、ぴったりでした。
海鮮胡麻風味鍋。特製すいとん入り。
お鍋の完成。でも、カニでお腹がいっぱいになり、やっと食べきることができました。こちらは、単品で食べたら、もっとおいしく感じることができたと思います。
金目鯛の煮つけ。少しですが、味付けも良く、美味しくいただけました。
海藻のお味噌汁。ごはんは、食べられませんでした。
高足ガニは、年々捕獲できなくなってきているので、貴重だそうです。高足ガニを食べるためだけに来たツアー、大満足でした。観光は、また、別ページで。