今回で、4回目の訪問です。初めて、おまかせ京会席をお願いしました。
HP上では、前菜・お椀・お造り・焼き物・焚き合せ・揚げ物・食事・甘味となっており、毎月お品書きも変わるようなので、いただくまで、何が出てくるのかわかりません。
最初に出てきたのは、前菜になるんでしょう。栗、穴子、百合根をモチ米で包んだものです。寒くなってくると、このような温かいものが、最初に出てくるのはうれしいです。ワサビがアクセントになっています。そして、いつものことですが、出汁が美味しいので、すべて飲み干してしまいます。
新潟のお酒。プレミアム大吟醸と書いてあったので、聞いてみると、直接、蔵元に電話をして頼んだそうです。保管方法等、いろいろ条件がみたいです。一般には、手に入らないお酒みたいですね。味のほうは、フルーティな香りがして、口当たりもさわやかですが、その後に、日本酒らしさが口の中にあふれてきます。高級なので、食前酒にピッタリですが、食中酒でも、食べ物の邪魔をしないお酒です。
続いて出てきたのは、あん肝です。こちらも、前菜になりますね。きれいな色を見ればわかりますが、新鮮で、ポン酢系のたれとぴったりです。
そして、ホウレンソウ、春菊に、5種のキノコの和え物。こちらも、スダチの香りががする、淡い酢の物といったらいいんでしょうか?ここまでの3品で、十分お酒を味わえますね。
お椀は、土瓶蒸しです。通常は、お椀で出すそうですが、土瓶のほうが冷めずに美味しくいただけるから、土瓶にしたそうです。イワシの真丈ですが、このイワシの食感は、ふわりとしていて、何と美味しいことか。つみれ汁を想像してはいけません。
土瓶蒸しの出汁のおいしさ。前回、松茸の土瓶蒸しをいただきましたが、この出汁も、イワシ臭さなど、みじんも感じません。
そして、お造り。量的には、少ないかなと思いますが、金目、本マグロ、アオリイカ、赤貝と全てが美味しい。本マグロは、中トロと赤身の中間くらいでしょうか?その後ろに、金目です。写真ではわかりませんが、刺身のつまも、もちろん食べます。手切りの細いつまです。
ここで、日本酒のお替り。たかちよ亀の尾100%純米吟醸です。こちらは、香りこそ、薄い感じですが、食中酒としては、申し分ありません。
このあと、朴葉焼です。
全体を撮るのを忘れましたが、大きな朴葉に、炭火です。普通は、固形燃料ですが、炭のせいか、より香ばしさが移ってきます。キノコ類メインです。
そして、松茸も入っています。早めに予約をしていたので、確保しておいてくれたようです。松茸は、今年最後ですね。
お味噌を絡めていただきます。自家製味噌が香ばしく、絶品です。
お肉は、飛騨牛かいのみ、モモ肉です。こちらは、このままでも食べられますが、朴葉焼で、軽く香りを移して、お味噌を絡めていただきました。いいお肉は、少しで満足できます。
揚げ物。大根、秋ナス、白子に餡を絡めて、軽く揚げたものです。軽く揚げただけなので、白子も生のような味わいです。上にかかっている鰹節も香りも良く、ぴったりです。こちらも、出汁まで飲んでしまいました。
〆は、新蕎麦。この日から新蕎麦だそうです。こしも強めですが、のど越しがいいお蕎麦です。たしか、以前聞いたときに、新潟から取り寄せているといってたような気がします。
甘味は、自家製の杏仁豆腐。杏仁豆腐は、プルプル。杏仁豆腐は、中華?だったと思いますが、蜜が美味しく、和のデザートになってます。
これだけ食べれば、お腹いっぱいです。食べただけでなく、美味しく、楽しませていただきました。
まめに行けませんが、美味しいものを食べたいときには、欠かせないお店です。次は、新しくできたランチメニューをいただきに伺います。